街選び・エリア
名古屋の通勤ラッシュ2026
路線別混雑率データと混雑を避ける方法
目次へ 
名古屋圏の主要8区間の平均混雑率は126%で、東京圏(143%)より17ポイント低い水準です(国土交通省・令和7年度実績)。ただし主要8区間の中でも、名鉄名古屋本線の142%からJR東海道線の97%まで45ポイントの差があり、どの路線を使うかで朝の混み方は変わります。
目次読みたいところへ
名古屋の通勤ラッシュの全体像
国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績(2026年7月28日公表)では、名古屋圏の主要8区間の平均混雑率は126%で、前年度から増減はありませんでした。東京圏は143%、大阪圏は117%です。
平均は目安にすぎず、主要8区間の中でも142%から97%まで差があります。この記事では、国交省が平均の計算に使う「主要8区間」(資料2)の順位を中心に、主要区間に含まれない路線(資料3)も補足して、住む沿線の選び方を整理します。
混雑率の読み方と体感の目安
混雑率は「輸送人員÷輸送力×100」で計算し、100%が定員乗車です。調査値は各路線の最も混む1区間について、最混雑時間帯1時間の平均を示したものです。それ以外の駅間や時間帯の混雑率は、この調査では公表されていません。
表は横にスクロールできます
| 混雑率 | 国交省の目安 |
|---|---|
| 100% | 座席につくか、座席前の吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。 |
| 150% | 肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。 |
| 180% | 肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。 |
| 200% | 体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。 |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」資料1「三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移」内の「混雑率の目安」。国交省はこの目安を、有識者等の意見を踏まえて時代に即した表現に見直したと注記しています。この表現は令和5年度実績(2024年8月2日公表)の資料から使われており、令和4年度実績までの資料では、150%を「広げて楽に新聞を読める」、180%を「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」と表していました。
名古屋圏の主要8区間で150%を超える区間はありません。それでも142%の名鉄名古屋本線と97%のJR東海道線では状況がかなり違うため、「どの路線の沿線に住むか」が朝の混み方を左右します。
名古屋圏 主要8区間の混雑率ランキング(令和7年度)
混雑率が高いのは名鉄名古屋本線の2区間(142%・139%)と地下鉄名城・名港線(134%)です。最も低いJR東海道線は97%で、主要8区間のうち100%を下回るのはこの区間だけです。
表は横にスクロールできます
| 順位 | 路線 | 最混雑区間 | 時間帯 | 混雑率 | 前年度(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 名鉄名古屋本線(東) | 神宮前→金山 | 7:40〜8:40 | 142% | 140% |
| 2 | 名鉄名古屋本線(西) | 栄生→名鉄名古屋 | 7:30〜8:30 | 139% | 138% |
| 3 | 地下鉄名城・名港線 | 金山→東別院 | 7:30〜8:30 | 134% | 132%(東別院→上前津。区間変更前) |
| 4 | 地下鉄東山線 | 伏見→名古屋 | 17:30〜18:30 | 128% | 135%(名古屋→伏見・7:30〜8:30。区間変更前) |
| 4 | JR中央線 | 新守山→大曽根 | 7:40〜8:39 | 128% | 129% |
| 6 | 地下鉄鶴舞線 | 八事→いりなか | 7:30〜8:30 | 110% | 110%(川名→御器所。区間変更前) |
| 7 | 近鉄名古屋線 | 米野→名古屋 | 7:41〜8:41 | 109% | 109% |
| 8 | JR東海道線 | 枇杷島→名古屋 | 7:25〜8:24 | 97% | 96% |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和7年度実績(2026年7月28日公表)資料2「名古屋圏における主要区間の混雑率」(資料2-3)、前年度は令和6年度実績(2025年7月29日公表)資料2-3。混雑率は最混雑時間帯1時間の平均で、8区間の平均は126%(前年度126%)です。名古屋市営地下鉄の東山線・名城・名港線・鶴舞線は令和7年度から最混雑区間が変わったため、この3線の前年度の値は同じ区間の比較ではありません。
区間が変わっていない5区間では、名鉄名古屋本線が東140%→142%・西138%→139%、JR東海道線が96%→97%と少し上がり、JR中央線は129%→128%と少し下がりました。近鉄名古屋線は109%で変わりませんでした。
東山線の値は夕方の区間
令和7年度の東山線の最混雑区間は、夕方17:30〜18:30の伏見→名古屋(128%)です。朝の東山線の混雑率は、令和7年度の資料には載っていません。前年度(令和6年度)の最混雑区間は朝7:30〜8:30の名古屋→伏見で135%でしたが、区間・方向・時間帯が違うため、令和7年度の値と比べることはできません。朝の東山線の混み具合は、名古屋市交通局など鉄道会社が出している混雑情報で確認してください。
主要8区間に入っていない区間も見る(資料3)
国交省は主要区間とは別に、各路線の最混雑区間を資料3で公表しています。名古屋の主な路線を並べると、名鉄は本線以外の常滑線・犬山線・瀬戸線も141%で、本線(東)の142%とほぼ同じ水準です。
表は横にスクロールできます
| 事業者 | 路線 | 最混雑区間 | 時間帯 | 混雑率 |
|---|---|---|---|---|
| 名鉄 | 名古屋本線(東) | 神宮前→金山 | 7:40〜8:40 | 142% |
| 名鉄 | 常滑線 | 豊田本町→神宮前 | 7:40〜8:40 | 141% |
| 名鉄 | 犬山線 | 下小田井→枇杷島分岐点 | 7:30〜8:30 | 141% |
| 名鉄 | 瀬戸線 | 矢田→大曽根 | 7:30〜8:30 | 141% |
| 名鉄 | 名古屋本線(西) | 栄生→名鉄名古屋 | 7:30〜8:30 | 139% |
| 名鉄 | 津島線 | 甚目寺→須ケ口 | 7:30〜8:30 | 123% |
| 名鉄 | 小牧線 | 味鋺→上飯田 | 7:30〜8:30 | 122% |
| 名古屋市営地下鉄 | 名城・名港線 | 金山→東別院 | 7:30〜8:30 | 134% |
| 名古屋市営地下鉄 | 東山線 | 伏見→名古屋 | 17:30〜18:30 | 128% |
| 名古屋市営地下鉄 | 上飯田線 | 上飯田→平安通 | 7:30〜8:30 | 128% |
| 名古屋市営地下鉄 | 桜通線 | 吹上→今池 | 8:00〜9:00 | 125% |
| 名古屋市営地下鉄 | 鶴舞線 | 八事→いりなか | 7:30〜8:30 | 110% |
| JR東海 | 中央線 | 新守山→大曽根 | 7:40〜8:39 | 128% |
| JR東海 | 関西線 | 八田→名古屋 | 7:47〜8:46 | 113% |
| JR東海 | 東海道線 | 熱田→名古屋 | 7:48〜8:47 | 97% |
| JR東海 | 東海道線 | 枇杷島→名古屋 | 7:25〜8:24 | 97% |
| 近鉄 | 名古屋線 | 米野→名古屋 | 7:41〜8:41 | 109% |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」資料3「都市部の路線における最混雑区間の混雑率」。名鉄は資料3-3、名古屋市営地下鉄は資料3-2、JR東海は資料3-1の値です。このほか資料3には、あおなみ線(名古屋→ささしまライブ)72%、リニモ(杁ヶ池公園→長久手古戦場)119%、ゆとりーとライン(守山→砂田橋)88%が載っています。
路線ごとの特徴
このデータでは、名古屋駅・金山・大曽根など、ターミナルや乗換駅の手前の区間が最混雑区間になっている路線が目立ちます。候補の沿線から勤務先まで乗る区間に、最混雑区間が含まれるかを確認してください。
名鉄(名古屋本線142%・139%、常滑線・犬山線・瀬戸線141%)
名古屋本線は、東側の神宮前→金山と、西側の栄生→名鉄名古屋の2区間が主要区間です。本線以外でも、常滑線は神宮前の手前、犬山線は枇杷島分岐点の手前、瀬戸線は大曽根の手前が最混雑区間で、いずれも141%です。名鉄の沿線から名古屋・金山方面へ通う場合は、乗る区間にこれらが含まれるかを確認してください。
名古屋市営地下鉄(110〜134%)
5線のうち最も高いのは名城・名港線の金山→東別院(134%)で、上飯田線(128%)、桜通線(125%)が続き、鶴舞線は110%です。東山線の128%は夕方の伏見→名古屋の値で、朝の値ではありません。
JR東海(東海道線97%・関西線113%・中央線128%)
東海道線は、名古屋駅の西側(枇杷島→名古屋)・東側(熱田→名古屋)とも97%で、定員を下回っています。中央線の新守山→大曽根は128%です。
混雑を避ける方法
どの方法も、効果の大きさを示す公式データはありません。自分が使う路線で数日試して比べるのが確実です。
混雑率の低い路線の沿線に住む
同じ方面に2本目の路線があるかは、名古屋の部屋探しで効く視点です。名古屋駅の西側では、名鉄名古屋本線(西)の栄生→名鉄名古屋が139%、JR東海道線の枇杷島→名古屋が97%です。東側では、名鉄名古屋本線(東)の神宮前→金山が142%、JR東海道線の熱田→名古屋が97%です。いずれも最混雑区間どうしの比較で、同じ駅間の値ではありません。
ピークの1時間を外す
ランキング表の「時間帯」列が、各路線の最混雑1時間です。主要8区間のうち朝の7区間では、ピーク1時間の始まりが7時25分(JR東海道線)から7時41分(近鉄名古屋線)の間です。国交省は時間帯ごとの混雑率を公表していないため、ずらしたときにどれだけ空くかは、各鉄道会社が出している混雑情報で確認してください。
各駅停車や乗る車両を変える
速達列車より各駅停車のほうが余裕がある場合や、階段・乗換口から離れた車両のほうが空いている場合があります。所要時間が延びることもあるので、乗換案内で確認してから選んでください。
女性専用車両を使う
名古屋市営地下鉄では、東山線が平日の始発から終発まで、名城線・名港線が平日の始発から午前9時まで、6両編成のうち1両を女性専用車両にしています。位置は、東山線が高畑行で先頭から3両目・藤が丘行で4両目、名城線・名港線が金山から大曽根方面行(右回り)で4両目・金山から新瑞橋方面行(左回り)と名古屋港行で3両目です(名古屋市交通局「女性専用車両について」)。
勤務地から路線を選ぶ
勤務先にどの路線で入るかから逆算すると、候補の沿線を絞れます。
- 名古屋駅周辺に勤める場合:JR東海道線は西側・東側とも97%、近鉄名古屋線は109%です。名鉄名古屋本線は、名古屋駅に入る西側の区間が139%です。東側から名鉄で来る場合は、神宮前→金山(142%)も通ります。
- 伏見・栄周辺に勤める場合:東山線の朝の値は令和7年度の資料に無いため、数字で他の路線と比べることはできません。伏見を通る鶴舞線の最混雑区間(八事→いりなか)は110%です。
- 金山周辺に勤める場合:名鉄名古屋本線(東)の最混雑区間は金山の手前の神宮前→金山(142%)です。JR東海道線の熱田→名古屋(97%)も金山を通ります。地下鉄名城・名港線は金山→東別院(134%)が最混雑区間で、金山から北へ向かう区間です。
この記事では家賃相場の具体額は扱いません。治安のデータは名古屋の治安ランキング、ネット上の評判の検証は名古屋の住みたくない街ランキングの真実にまとめています。
名古屋と東京の通勤ラッシュ比較|上京する人へ
同じ国交省調査(令和7年度)で、主要区間の平均混雑率は東京圏143%、名古屋圏126%です。東京圏の主要31区間で最も混むのは東京メトロ日比谷線の163%で、名古屋の主要8区間で最も混む名鉄名古屋本線(142%)を21ポイント上回ります。主要31区間で160%以上は、日比谷線163%、東西線160%、総武線快速160%の3区間です。
表は横にスクロールできます
| 比較項目 | 名古屋圏 | 東京圏 |
|---|---|---|
| 主要区間の平均混雑率(令和7年度) | 126%(8区間) | 143%(31区間) |
| 主要区間で最も混む区間 | 名鉄名古屋本線 神宮前→金山 142% | 東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 163% |
| 資料3で最も混む区間 | 名鉄名古屋本線 神宮前→金山 142%(上の表の名古屋の路線の中で) | 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里 176% |
| 100%未満の主要区間 | JR東海道線97%のみ(8区間中) | JR中央線(緩行)93%のみ(31区間中) |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」報道発表・資料2・資料3。東京メトロ各線は令和7年度から平日5日間の平均に測定方法が変わっています。資料3では、東京圏のJR埼京線(板橋→池袋)167%も主要31区間の外にあります。
名古屋から東京への転勤・就職を控えている人は、この差を前提に路線を選んでください。東京版の詳しいデータは東京の通勤ラッシュ【路線別混雑率】にまとめています。上京の準備全体は上京にかかる費用まとめをご覧ください。
まとめ|名古屋の通勤は「路線」と「区間」で選ぶ
- 主要8区間で混雑率が高いのは名鉄名古屋本線142%・139%、名城・名港線134%(国交省・令和7年度)
- 主要区間の外でも、名鉄の常滑線・犬山線・瀬戸線は141%と高い
- 低いのはJR東海道線97%(名古屋駅の西側・東側とも)、近鉄名古屋線109%、鶴舞線110%
- 東山線の令和7年度の値(128%)は夕方の区間で、朝の値は国交省の令和7年度資料に載っていない
- 女性専用車両は東山線が平日の始発から終発まで、名城線・名港線が平日の始発から午前9時まで
- 東京圏の主要区間の平均は143%。上京するなら東京版の混雑率データで基準を切り替える
よくある質問
名古屋の通勤ラッシュと混雑率とは?
名古屋の通勤ラッシュとは、平日朝の最混雑時間帯(主要8区間のうち朝の7区間では7時台前半に始まる1時間)に、名古屋駅・金山・大曽根などへ向かう路線で起きる乗客の集中を指す。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(令和7年度実績・2026年7月公表)によると、名古屋圏の主要8区間の平均混雑率は126%(東京圏143%・大阪圏117%)。主要8区間で最も高いのは名鉄名古屋本線の神宮前→金山142%、次いで栄生→名鉄名古屋139%、地下鉄名城・名港線の金山→東別院134%。主要区間外の資料3では名鉄常滑線・犬山線・瀬戸線も141%。一方でJR東海道線(枇杷島→名古屋)は97%と定員を下回る。東山線の令和7年度の値128%は夕方の伏見→名古屋の区間である。
名古屋で一番混む路線は?
名鉄名古屋本線で、神宮前→金山間の142%が名古屋圏の主要8区間の最高値です。栄生→名鉄名古屋139%、地下鉄名城・名港線の金山→東別院134%が続きます(国土交通省・令和7年度実績)。名鉄の常滑線・犬山線・瀬戸線も141%です。
名古屋の通勤ラッシュを避ける方法は?
混雑率の低い路線の沿線に住むのが基本です。名古屋駅の西側では名鉄本線(西)139%に対しJR東海道線97%など、最混雑区間どうしで差があります。ピーク1時間を外す、各駅停車や乗る車両を変える方法もあります。
名古屋の通勤ラッシュは東京よりまし?
主要区間の平均混雑率は名古屋圏126%・東京圏143%(令和7年度)です。東京圏の主要31区間で最も混む日比谷線163%は、名古屋の主要8区間の最高142%を21ポイント上回ります。
ここから、あなたの部屋探しへ
いまの状況から、次の一歩を。
気になる物件がある
物件のURLをLINEで送って、費用や条件を相談できます。
街選びの相談は無料。物件の紹介・契約は株式会社WANDYが担当します。