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京都の通勤ラッシュ2026
路線別混雑率データと混雑を避ける方法
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京都に関わる路線で最も混むのは京阪本線の134%(野江→京橋)で、京都市内の区間では地下鉄東西線の125%(山科→御陵)が最も高い値です。京都の路線も含む大阪圏の主要20区間の平均は117%で、東京圏の主要31区間の平均143%より低くなっています。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績(2026年7月28日公表)をもとに、京都市内への通勤と京都から大阪への通勤に分けて、沿線の選び方と混雑の避け方をまとめました。
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結論:京都と大阪を結ぶ路線は京阪本線、京都市内は地下鉄東西線が最も混む
国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績で、京都に関わる路線の最混雑区間は次のとおりです。
- 京都と大阪を結ぶ路線:京阪本線134%(野江→京橋)、JR京都線(緩行)119%(東淀川→新大阪)、阪急京都本線112%(上新庄→淡路)、JR京都線(快速)104%(茨木→新大阪)。最混雑区間はいずれも大阪府内です。
- 京都市内に最混雑区間がある路線:地下鉄東西線125%(山科→御陵)、地下鉄烏丸線116%(京都→五条)、近鉄京都線110%(向島→桃山御陵前)。
- 叡山電鉄・嵐電(京福電気鉄道):60〜79%で、定員(100%)を下回ります。
京都の路線も含む大阪圏の主要20区間の平均は117%で、東京圏の主要31区間の平均143%より26ポイント低い値です。
調査値は各路線の最も混む区間の、朝の最混雑時間帯1時間の平均です。JR嵯峨野線・奈良線・湖西線、京阪宇治線・京津線、阪急嵐山線は調査結果に掲載がなく、市バスは調査の対象外です。ここに挙げた以外の区間や時間帯の混雑率も公表されていないため、この記事では数値を出していません。
混雑率の読み方と体感の目安
混雑率は「輸送人員÷輸送力×100」で計算し、100%が定員乗車です。輸送力は、その1時間に走った列車の定員の合計です。
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| 混雑率 | 国交省の目安 |
|---|---|
| 100% | 座席につくか、座席前の吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。 |
| 150% | 肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。 |
| 180% | 肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。 |
| 200% | 体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。 |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」資料1「三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移」内の「混雑率の目安」。国交省はこの目安を、有識者等の意見を踏まえて時代に即した表現に見直したと注記しています。この表現は令和5年度実績(2024年8月2日公表)の資料から使われており、令和4年度実績までの資料では、150%を「広げて楽に新聞を読める」、180%を「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」と表していました。
京都に関わる路線の値は60%から134%までで、150%を超える区間はありません。それでも、どの路線を使うかで朝の混み方は変わります。
京都と大阪・奈良を結ぶ路線の混雑率(大阪圏の主要区間・令和7年度実績)
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| 路線 | 最混雑区間 | 最混雑時間帯 | 輸送力 | 輸送人員 | 混雑率(令和7年度) | 前年度(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 京阪本線 | 野江→京橋 | 7:40〜8:40 | 25,643人 | 34,236人 | 134% | 122% |
| JR京都線(東海道線・緩行) | 東淀川→新大阪 | 7:30〜8:30 | 12,396人 | 14,800人 | 119% | 113% |
| 阪急京都本線 | 上新庄→淡路 | 7:32〜8:32 | 22,888人 | 25,600人 | 112% | 113%(7:33〜8:33) |
| 近鉄京都線 | 向島→桃山御陵前 | 7:26〜8:26 | 12,510人 | 13,718人 | 110% | 111%(7:30〜8:30) |
| JR京都線(東海道線・快速) | 茨木→新大阪 | 7:40〜8:40 | 19,752人 | 20,596人 | 104% | 102% |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和7年度実績(2026年7月28日公表)資料2-2「大阪圏における主要区間の混雑率」から、京都と大阪・奈良を結ぶ路線を抜粋。前年度は令和6年度実績(2025年7月29日公表)の資料2-2。調査は主に2025年10〜11月の乗車人員データにもとづきます。JR京都線は東海道本線(京都〜大阪間)の愛称です。阪急京都本線と近鉄京都線は、前年度は最混雑時間帯が括弧内の時間で、時間帯が異なる値の比較です。大阪圏の主要20区間の平均は117%(前年度116%)です。
京阪本線(134%)
最混雑区間は大阪市内の野江→京橋です。前年度の122%から12ポイント上がりましたが、輸送人員は33,798人から34,236人とほぼ同じで、輸送力が27,798人から25,643人に下がっています(編成・本数は7.4両×32本から6.7両×33本)。輸送力が下がった理由は資料には書かれていません。
JR京都線・阪急京都本線
JR京都線の最混雑区間は、緩行(各駅停車)が東淀川→新大阪の119%、快速が茨木→新大阪の104%で、どちらも大阪府内です。阪急京都本線は大阪市内の上新庄→淡路で112%でした。快速と緩行、京阪・阪急・JRの値はそれぞれ別の区間の値で、同じ駅間を比べたものではありません。
京都から大阪へ通う場合、京都市内の駅で乗る時点の混み具合は公表されていません。大阪側の路線ごとの値は大阪の通勤ラッシュ【路線別混雑率】にまとめています。
近鉄京都線(110%)
京都と奈良方面を結ぶ路線で、最混雑区間の向島→桃山御陵前は京都市伏見区内にあります。この表の5路線のうち、最混雑区間が京都市内にあるのは近鉄京都線だけです。
京都市内の路線の混雑率(令和7年度実績)
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| 事業者・路線 | 最混雑区間 | 最混雑時間帯 | 輸送力 | 輸送人員 | 混雑率(令和7年度) | 前年度(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 京都市営地下鉄 東西線 | 山科→御陵 | 7:30〜8:30 | 6,600人 | 8,227人 | 125% | 125% |
| 京都市営地下鉄 烏丸線 | 京都→五条 | 7:30〜8:30 | 12,525人 | 14,567人 | 116% | 117% |
| 近鉄京都線 | 向島→桃山御陵前 | 7:26〜8:26 | 12,510人 | 13,718人 | 110% | 111%(7:30〜8:30) |
| 京福電気鉄道 嵐山本線 | 蚕ノ社→嵐電天神川 | 7:30〜8:29 | 1,246人 | 980人 | 79% | 76% |
| 叡山電鉄 叡山本線 | 元田中→出町柳 | 7:00〜8:00 | 1,642人 | 1,024人 | 62% | 60% |
| 京福電気鉄道 北野線 | 撮影所前→常盤 | 8:00〜8:59 | 712人 | 424人 | 60% | 58%(7:20〜8:19) |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和7年度実績 資料3「都市部の路線における最混雑区間の混雑率」のうち、最混雑区間が京都市内にある路線(地下鉄・公営、大手民鉄、準大手・中小民鉄の各表)。前年度は令和6年度実績の資料3。近鉄京都線は上の表と同じ値です。京福北野線は、前年度は最混雑時間帯が括弧内の時間で、時間帯が異なる値の比較です。
地下鉄東西線の125%は、JR京都線(緩行)の119%や大阪圏の主要20区間の平均117%を上回ります。京都市内への通勤だから空いている、とは言えません。
烏丸線は京都市内を南北に(国際会館〜竹田、近鉄京都線と直通運転)、東西線は東西に(六地蔵〜太秦天神川)走る路線です。最混雑区間は、烏丸線が京都駅から北へ向かう京都→五条、東西線が山科区から市中心部方面へ向かう山科→御陵です。
混雑を避ける考え方
どの方法も、効果の大きさを示す公式データはありません。自分が使う路線で、平日の朝に試して比べるのが確実です。
勤務先が京都市内なら、市内で完結する動線を選ぶ
勤務先が京都市内なら、大阪方面の路線の最混雑区間(いずれも大阪府内)は通りません。地下鉄や市バスで通える範囲に住めば、通勤時間そのものも短くできます。ただし地下鉄も東西線125%・烏丸線116%で定員を超えています。市バスの混雑率は公表されていません。
最混雑時間帯の1時間を外す
表の「最混雑時間帯」列が、各路線で最も混む1時間です。京都と大阪を結ぶ4区間は7:30〜8:40の間、奈良方面と結ぶ近鉄京都線は7:26〜8:26、京都市営地下鉄2線は7:30〜8:30です。時間帯ごとの混雑率は公表されていないため、ずらしたときにどれだけ空くかは、実際に乗って確かめてください。
京都と大阪を結ぶ3路線を比べる
京都と大阪の間は、京阪本線・阪急京都本線・JR京都線が並行しています。最混雑区間の値は京阪本線134%、JR京都線(緩行)119%、阪急京都本線112%、JR京都線(快速)104%ですが、区間がそれぞれ違うため、勤務先の最寄り駅に出られる路線のうちで、所要時間と合わせて比べてください。
京都側で列車が出発する駅から乗る
京阪の出町柳(鴨東線の駅で、京阪本線と直通運転)、阪急京都本線の京都河原町、近鉄京都線の京都は、いずれも京都側で列車が出発する駅です。ここから始発列車に乗る方法もあり、本数と時間帯は各社の時刻表で確認できます。
勤務先の近くに住んで電車の時間を減らす
勤務先まで徒歩や自転車で通える範囲に住めば、電車の混雑そのものを避けられます。通勤時間の考え方は通勤時間ランキング(東京版)でも解説しています。
通勤から住む街を絞る手順
- 勤務先が京都市内か大阪かを確認する:京都市内なら地下鉄・市バス、大阪なら京阪・阪急・JRのどれで出るかで、住むエリアの候補が変わる
- 使う路線の混雑率と最混雑時間帯を見る:上の2つの表で、自分が乗る路線の値と時間帯を確認する
- 治安・住環境のデータを重ねる:11区の犯罪発生率と住みたくない街の検証記事で候補を絞る
- 平日の朝と夜に現地を確かめる:朝は通勤時間帯に乗ってみる。夜は駅から物件までの帰り道を歩く
京都・大阪圏と東京の通勤ラッシュ比較
同じ国交省調査(令和7年度)で、主要区間の平均混雑率は東京圏143%(31区間)、大阪圏117%(20区間)です。京都に関わる路線で最も混む京阪本線の134%も、東京圏の平均を下回ります。
表は横にスクロールできます
| 比較項目(令和7年度) | 京都・大阪圏 | 東京圏 |
|---|---|---|
| 主要区間の平均混雑率 | 大阪圏20区間の平均117% | 31区間の平均143% |
| 主要区間で最も混む区間 | 阪急神戸本線 神崎川→十三 145%(京都関連では京阪本線 野江→京橋 134%) | 東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 163% |
| 資料3に載る区間で最も混む区間 | 阪急神戸本線 神崎川→十三 145%(京都市内では地下鉄東西線 山科→御陵 125%) | 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里 176% |
| 主要区間で100%を下回る区間 | Osaka Metro四つ橋線 95%のみ | JR中央線(緩行)93%のみ |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」報道発表資料、資料2(三大都市圏の主要区間)、資料3(都市部の路線)。東京メトロ各線(日比谷線を含む)は、令和7年度から平日5日間の平均で集計する方法に変わっています(資料2-1・資料3の注記)。
京都から東京への転勤・就職・進学を控えている人は、この差を前提に路線を選んでください。東京の路線別のデータは東京の通勤ラッシュ【路線別混雑率】に、上京の準備は上京にかかる費用まとめと上京前チェックリストにまとめています。
まとめ
- 京都と大阪を結ぶ路線で最も混むのは京阪本線134%(野江→京橋)。JR京都線(緩行)119%・阪急京都本線112%・JR京都線(快速)104%で、最混雑区間はいずれも大阪府内(令和7年度)
- 京都市内に最混雑区間があるのは、地下鉄東西線125%・烏丸線116%・近鉄京都線110%と、叡電・嵐電(60〜79%)
- 京阪本線は前年度122%から上がったが、輸送人員はほぼ同じで、輸送力が下がっている
- 最混雑時間帯は路線ごとに7:00〜8:59の間で違う。それ以外の時間帯やJR嵯峨野線・奈良線、市バスなどの混雑率は公表されていないので、乗って確かめる
- 上京するなら、東京圏の主要31区間の平均は143%。東京版の混雑率データで基準を切り替える
よくある質問
京都の通勤ラッシュと混雑率とは?
京都の通勤ラッシュとは、平日朝の最混雑時間帯(京都に関わる路線では7時台〜8時台)に、京都と大阪・奈良を結ぶ路線や京都市内の路線で起きる乗客集中を指す。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(令和7年度〔2025年度〕実績・2026年7月28日公表)によると、京都と大阪を結ぶ路線の最混雑区間は京阪本線134%(野江→京橋、前年度122%)・JR京都線(緩行)119%(東淀川→新大阪)・阪急京都本線112%(上新庄→淡路)・JR京都線(快速)104%(茨木→新大阪)で、いずれも大阪府内にある。京都市内に最混雑区間がある路線は、京都市営地下鉄東西線125%(山科→御陵)・烏丸線116%(京都→五条)・近鉄京都線110%(向島→桃山御陵前)、叡山電鉄・京福電気鉄道(嵐電)の60〜79%。京都の路線も含む大阪圏の主要20区間の平均混雑率117%は、東京圏の主要31区間の平均143%より低い。
京都に関わる路線で一番混むのは?
京都と大阪・奈良を結ぶ路線では、京阪本線(野江→京橋)の134%が最も高く、JR京都線(緩行)119%・阪急京都本線112%・近鉄京都線110%が続きます(国交省・令和7年度実績)。京都市内の区間では地下鉄東西線(山科→御陵)の125%が最も高い値です。
京都市内の通勤は混む?
京阪・阪急・JRの最混雑区間は大阪府内ですが、京都市営地下鉄も国交省調査の資料3で東西線125%(山科→御陵)・烏丸線116%(京都→五条)と定員を超えており、東西線はJR京都線(緩行)119%を上回ります。
京都の通勤ラッシュは東京よりまし?
主要区間の平均混雑率は、京都の路線も含む大阪圏(20区間)が117%、東京圏(31区間)が143%です(令和7年度)。京都に関わる路線で最も混む京阪本線でも134%で、東京圏の平均を下回ります。
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