東京23区の特徴を5エリアで整理
家賃5.5万〜12万円、治安・再開発・穴場まで
まず5エリアで大まかに把握する
23区を1つずつ調べていくと情報量が多すぎて迷います。最初に5つのエリアの特徴をつかんで、そこから候補を絞るのが効率的です。
| エリア | 含まれる区 | ざっくりした特徴 | 1K家賃帯 |
|---|---|---|---|
| 都心 | 千代田・中央・港・新宿・渋谷 | オフィスと商業施設が集中。住むとなると家賃は高い | 8.8〜12万円 |
| 城東 | 台東・墨田・江東・荒川・足立・葛飾・江戸川 | 下町文化が残る。家賃が安く、再開発も進行中 | 5.5〜7.5万円 |
| 城西 | 中野・杉並・世田谷・目黒 | 住宅街として人気。カフェやカルチャーが充実 | 7〜9万円 |
| 城南 | 品川・大田 | 品川駅の再開発で注目。羽田空港に近い | 6.8〜8.5万円 |
| 城北 | 豊島・北・板橋・練馬・文京 | 池袋エリア中心。家賃と利便性のバランスが良い | 6.2〜8.5万円 |
上京して最初に住むなら、家賃を抑えやすい城東か城北が候補になりやすいです。渋谷・新宿に通勤するなら城西のほうが便利でしょう。
23区の家賃相場一覧(1K・駅徒歩10分以内)
| 価格帯 | 区名 | 1K相場 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 安い | 足立区 | 5.5万円 | 北千住は穴場。大型商業施設も多い |
| 安い | 葛飾区 | 5.8万円 | 下町の人情。亀有・金町が生活の中心 |
| 安い | 江戸川区 | 6.0万円 | 公園が多くファミリー向け。一人暮らしにも |
| 安い | 板橋区 | 6.2万円 | 池袋まで10分圏内。商店街が元気 |
| 安い | 練馬区 | 6.3万円 | 23区で最も緑が多い。のんびりした空気 |
| 中間 | 荒川区 | 6.5万円 | 日暮里は山手線で都心直結。コンパクトな街 |
| 中間 | 北区 | 6.5万円 | 赤羽の飲食街が有名。王子エリアも人気上昇中 |
| 中間 | 大田区 | 6.8万円 | 蒲田は庶民的。羽田空港へのアクセスが良い |
| 中間 | 杉並区 | 7.0万円 | 高円寺・荻窪のカルチャーが楽しい |
| 中間 | 中野区 | 7.0万円 | 新宿まで電車5分。サブカルの街 |
| 中間 | 墨田区 | 7.2万円 | 錦糸町が生活の中心。スカイツリー周辺は再開発中 |
| 中間 | 豊島区 | 7.5万円 | 池袋エリア。繁華街を外れれば静かな住宅街 |
| 中間 | 江東区 | 7.5万円 | 豊洲・清澄白河は新しい街並み |
| 中間 | 世田谷区 | 7.5万円 | 下北沢・三軒茶屋が人気。住宅街としての評価が高い |
| やや高い | 台東区 | 7.8万円 | 上野・浅草の観光地が近い |
| やや高い | 品川区 | 8.5万円 | 武蔵小山は住みやすい。五反田・大崎はオフィス街 |
| やや高い | 文京区 | 8.5万円 | 23区で犯罪率が最も低い。教育機関が集中 |
| やや高い | 新宿区 | 8.8万円 | 繁華街のイメージが強いが、住宅街もしっかりある |
| やや高い | 目黒区 | 9.0万円 | 中目黒・学芸大学はおしゃれエリア |
| 高い | 渋谷区 | 10.5万円 | 恵比寿・代官山は落ち着いた大人向け |
| 高い | 千代田区 | 11.0万円 | 皇居周辺。住居は少なくオフィスが中心 |
| 高い | 中央区 | 11.5万円 | 銀座・日本橋。晴海フラッグの再開発で注目 |
| 高い | 港区 | 12万円 | 六本木・麻布・赤坂。外国人居住者も多い |
治安で選ぶなら文京区が突出している
警視庁の犯罪統計で23区の犯罪発生率を比べると、文京区が毎年のように最も低い数値を記録しています。大学や病院が多く、歓楽街が少ないことが要因です。
文京区に次いで治安が良いとされるのは杉並区・目黒区・世田谷区で、いずれも住宅街が広がるエリアです。一方、新宿区・渋谷区・豊島区は繁華街のある駅周辺の数字が押し上げていますが、駅から少し離れた住宅街に住めば体感的な治安はそれほど悪くありません。
一人暮らしの穴場は城東エリア
上京者が見落としがちなのが荒川区・北区・墨田区です。家賃が6万円台と安いだけでなく、都心へのアクセスが意外と良いのが強みになります。
荒川区の日暮里駅はJR山手線・京成本線・日暮里舎人ライナーの3路線が使え、上野まで4分、東京駅まで12分です。北区の赤羽駅はJR京浜東北線・埼京線が通っていて、新宿まで15分、東京駅まで20分台で着きます。墨田区の錦糸町駅はJR総武線と東京メトロ半蔵門線が使え、大手町まで10分程度です。
この3区は再開発が進んでいるため、5年後にはさらに利便性が上がる可能性があります。家賃が上がる前に住み始めるのも一つの考え方でしょう。
再開発で変わりつつあるエリア
2026年時点で大きな再開発が進行中、または計画されているエリアがいくつかあります。
| エリア | 再開発の内容 | 住む人への影響 |
|---|---|---|
| 品川駅周辺(港区・品川区) | リニア中央新幹線の始発駅。商業・オフィス複合施設が建設中 | 利便性向上と同時に家賃上昇の可能性 |
| 中野駅南口(中野区) | 大規模な駅前再開発。商業施設・住居棟が計画中 | もともと新宿5分の好立地。さらに便利になる見込み |
| 晴海フラッグ(中央区) | 選手村跡地の大規模マンション群。新しい街がまるごと誕生 | 湾岸エリアの選択肢が増える |
再開発エリアの近くに住むと、完成後に街の利便性が一気に上がるメリットがあります。ただし工事中の騒音や、完成後の家賃上昇も想定しておく必要があります。
区を選ぶときの3つの判断基準
1. 勤務先からの通勤時間で絞る
23区選びの出発点は「勤務先からドアtoドアで40分以内」の駅を洗い出すことです。渋谷勤務なら城西エリア(杉並区・世田谷区)が自然な候補になりますし、丸の内勤務なら城東(荒川区・江東区)や城北(北区・板橋区)から選ぶと家賃を抑えられます。
2. 手取りの30%以内に家賃を収める
手取り20万円なら家賃6万円台が上限で、足立区・葛飾区・板橋区が中心になります。手取り25万円なら7.5万円まで出せるため、世田谷区・豊島区・江東区まで選択肢が広がります。最初は家賃を抑えて暮らしに慣れ、2年後の更新時に住み替えるのが堅実な方法です。
3. 自分の生活スタイルに合わせる
外食や飲みに出かけることが多い人は、飲食店が集まる中野区・豊島区が便利です。静かな環境で暮らしたいなら、文京区や練馬区が向いています。おしゃれなカフェや雑貨店が好きなら、目黒区・世田谷区の下北沢周辺に惹かれるかもしれません。
ヤスクスムなら「区選び」から相談できます
大手ポータルサイトでは物件を検索する前にエリアを指定する必要がありますが、ヤスクスムでは「勤務先」と「家賃の上限」を教えてもらえれば、通勤時間・治安・生活費のバランスが取れたエリアを提案します。まだ区が決まっていない段階でのLINE相談も歓迎しています。