東京の通勤時間ランキング
路線別の平均と短くするコツ
東京の通勤時間はどれくらいかかるのか
総務省統計局の「社会生活基本調査(2023年)」によると、東京都の平均通勤時間は片道47分で、全国平均の34分を大きく上回っています。ただしこの数字には都下(八王子・立川など)から都心への長距離通勤者も含まれており、23区内に住んで23区内に通う場合は30〜40分が実態に近い数値です。
| 都道府県 | 平均通勤時間(片道) | 東京との差 |
|---|---|---|
| 東京都 | 47分 | - |
| 神奈川県 | 45分 | -2分 |
| 千葉県 | 43分 | -4分 |
| 埼玉県 | 42分 | -5分 |
| 大阪府 | 42分 | -5分 |
| 全国平均 | 34分 | -13分 |
地方から上京する方は「通勤に1時間かかる」と聞いて不安になるかもしれませんが、住む場所を工夫すれば片道15〜20分に収めることも十分に可能です。以下のランキングと戦略を参考にしてみてください。
主要ターミナル別・通勤20分以内の穴場駅
| 勤務先 | 穴場駅 | 路線 | 通勤時間 | 1K家賃相場 |
|---|---|---|---|---|
| 新宿 | 高円寺 | 中央線 | 8分 | 7.5万円 |
| 落合南長崎 | 大江戸線 | 12分 | 6.5万円 | |
| 中野坂上 | 丸ノ内線 | 5分 | 8万円 | |
| 渋谷 | 池尻大橋 | 田園都市線 | 2分 | 9万円 |
| 三軒茶屋 | 田園都市線 | 5分 | 8.5万円 | |
| 駒場東大前 | 京王井の頭線 | 5分 | 7.5万円 | |
| 東京駅 | 月島 | 有楽町線 | 5分 | 10万円 |
| 茅場町 | 日比谷線 | 3分 | 9万円 | |
| 門前仲町 | 東西線 | 5分 | 8万円 | |
| 品川 | 大崎 | 山手線 | 2分 | 10万円 |
| 天王洲 | りんかい線 | 5分 | 9万円 | |
| 武蔵小山 | 東急目黒線 | 10分 | 8.5万円 |
新宿勤務なら高円寺が家賃と通勤時間のバランスに優れていて、7.5万円で8分通勤を実現できます。渋谷勤務なら駒場東大前が7.5万円・5分と穴場で、住宅街としての静かさも魅力でしょう。
通勤時間を短くする5つの戦略
1. 勤務先から逆方向に住む
ラッシュは都心方向(上り)が混雑します。勤務先より都心側に住めば、逆方向(下り)で空いた電車に乗れます。渋谷勤務で池尻大橋に住めば、2分で着いて電車もガラガラです。家賃は高めになりますが、通勤ストレスの軽減は金額以上の価値があるでしょう。
2. 始発駅を選ぶ
始発駅なら確実に座れるため、通勤時間を読書や仕事の時間に変えられます。有楽町線の和光市、東西線の西船橋、丸ノ内線の荻窪が代表的な始発駅です。通勤時間が40分でも座れるなら、立ちっぱなし20分よりも楽に感じる人が多いです。
3. 乗り換えなしの路線を選ぶ
乗り換え1回で実質5〜10分のロスが発生します。ホームの移動、待ち時間、乗り過ごしリスクを考えると、乗り換えなしで通えるエリアを優先するのが賢明です。同じ所要時間でも乗り換えの有無でストレスが全く違います。
4. 急行停車駅の「隣の駅」を狙う
急行停車駅は利便性が高い分、家賃も高くなります。1駅隣の各停のみ停車する駅なら家賃が0.5〜1万円安くなることがあり、急行停車駅まで歩いて行ける距離のケースもあります。例えば中央線の高円寺は急行通過駅ですが、中野まで1駅で乗り換えも可能です。
5. 自転車通勤を検討する
勤務先から5km以内なら自転車通勤が現実的な選択肢になります。シェアサイクル(ドコモバイクシェアなど、月額2,000〜3,000円)を使えば駐輪場の確保も不要で、電車の遅延にも左右されません。雨の日だけ電車を使うハイブリッド通勤もおすすめです。
路線別の混雑率ワースト5
| 順位 | 路線 | 区間 | 混雑率 | 体感の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東西線 | 木場→門前仲町 | 199% | 身動きが取れない |
| 2 | 田園都市線 | 池尻大橋→渋谷 | 185% | 新聞を読むのが困難 |
| 3 | 千代田線 | 町屋→西日暮里 | 181% | スマホ操作が難しい |
| 4 | 総武線各停 | 錦糸町→両国 | 180% | スマホ操作が難しい |
| 5 | 小田急線 | 世田谷代田→下北沢 | 170% | かなり圧迫感あり |
混雑率が高い路線でも、時差出勤(9時半以降)を使えば体感は大きく変わります。テレワークと組み合わせれば週2〜3日の出社で済む場合もあるでしょう。
混雑率が低い穴場路線
東京の全路線が満員電車というわけではありません。混雑率150%以下の路線も複数存在しており、こうした路線沿いに住めば通勤のストレスを大幅に軽減できます。
| 路線 | 混雑率 | おすすめ駅 | 1K家賃相場 |
|---|---|---|---|
| 南北線 | 125% | 王子・赤羽岩淵 | 6.5〜7万円 |
| 有楽町線 | 130% | 月島・小竹向原 | 7〜10万円 |
| 大江戸線 | 135% | 落合南長崎・練馬 | 6〜7万円 |
| 都営三田線 | 138% | 志村坂上・蓮根 | 6〜6.5万円 |
南北線の王子は混雑率125%で吊革を掴まなくても立てるレベルです。家賃6.5万円で飯田橋や溜池山王方面に直通で通えるため、コスパに優れた路線といえます。
通勤時間と家賃のバランスを考える
通勤時間を短くしようとすると家賃は上がり、家賃を抑えようとすると通勤時間が伸びるというトレードオフがあります。この判断には「時間の価値」を計算してみるのが有効です。
| 通勤パターン | 通勤時間 | 1K家賃 | 月の通勤時間合計 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 中野坂上→新宿 | 片道5分 | 8万円 | 約3.5時間 | 基準 |
| 高円寺→新宿 | 片道8分 | 7.5万円 | 約5.6時間 | -0.5万円/月 |
| 落合南長崎→新宿 | 片道12分 | 6.5万円 | 約8.4時間 | -1.5万円/月 |
| 練馬→新宿 | 片道20分 | 6.5万円 | 約14時間 | -1.5万円/月 |
落合南長崎は中野坂上と比べて月1.5万円安く、年間で18万円の差になります。通勤時間は月5時間ほど増えますが、大江戸線は混雑率135%と比較的空いているため、スマホで動画を見たり読書したりできる快適さがあります。このように通勤時間と家賃をセットで比較すると、自分にとってのベストバランスが見えてきます。
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