メインコンテンツへスキップ

京都の治安ランキング2026
11区の犯罪データと安全な街の選び方

目次へ
大文字山の中腹から見下ろした京都盆地。手前に木々の茂る山の斜面、中景に住宅や中低層のビルが広がり、中ほどに大きな森、奥に山並みがかすんで見える
大文字山から望む京都市街

京都市11区で令和7年(2025年)の刑法犯発生率が最も低いのは西京区で、人口1,000人あたり3.24件です。次いで右京区3.70件・北区3.74件が続き、最も高い下京区は14.52件で西京区の約4.5倍です。出典は京都府警察「令和7年中の市区町村別認知件数(刑法犯包括罪種別)」です。区別の件数を京都市の令和8年(2026年)1月1日現在の住民基本台帳人口で割って算出しました。繁華街や観光地がある区の数字の読み方と、物件選びで確かめたい点をまとめます。

目次読みたいところへ

京都市11区の刑法犯発生率(令和7年・人口1,000人あたり)

令和7年(2025年)に京都市内で警察が認知した刑法犯の件数を区の人口で割ると、発生率が低いのは西京区(3.24)・右京区(3.70)・北区(3.74)、最も高いのは下京区(14.52)です。京都市全体(11区計)では6.10。市全体を上回るのは下京区・東山区(10.13)・中京区(9.54)・南区(8.31)・山科区(6.27)の5区で、山科区は市全体とほぼ同じ水準です。

この発生率は「その区で起きた事件の件数」を「その区に住む人の数」で割ったものです。住民一人ひとりの危険度をそのまま表すものではなく、繁華街やオフィス街、観光地があって外から人が集まる区ほど高く出ます。右端の昼夜間人口比率(100を超えると、区外から通勤・通学してくる人のほうが多い)とあわせて見てください。

表は横にスクロールできます

順位区認知件数(令和7年)人口(令和8年1月1日)発生率(人口1,000人あたり)昼夜間人口比率(令和2年・不詳補完値)
1西京区459件141,548人3.2480.5
2右京区705件190,361人3.7091.9
3北区396件105,985人3.74103.8
4左京区723件149,508人4.84106.7
5上京区419件75,169人5.57121.8
6伏見区1,552件263,908人5.8896.2
7山科区786件125,293人6.2788.0
8南区840件101,095人8.31139.9
9中京区1,014件106,298人9.54145.6
10東山区330件32,578人10.13152.0
11下京区1,129件77,775人14.52172.1
-京都市計8,353件1,369,518人6.10109.0

出典:認知件数は京都府警察「令和7年中の市区町村別認知件数(刑法犯包括罪種別)」の刑法犯総数で、京都市計は11区の合計です。人口は京都市「住民基本台帳人口(国勢統計区又は町別年齢別人口)」令和8年(2026年)1月1日現在(各区全体の人口総数。外国人住民を含む)。昼夜間人口比率は京都府「統計京都」2022年9月号の表8(令和2年国勢調査・令和2年10月1日現在)で、勤め先や通学先が未回答の人を統計的に補った不詳補完値です。発生率(認知件数÷人口×1,000、小数第2位まで)はヤスクスム編集部が算出しました。

数字を読むときの注意点

件数ではなく人口あたりの発生率で比べる

伏見区の件数(1,552件)は11区で最も多いものの、人口も11区で最も多い(約26.4万人)ため、発生率は5.88で市全体を下回ります。反対に東山区は件数が330件と11区で最も少ないのに、人口が約3.3万人と11区で最も少ないため、発生率は10.13と高く出ます。区どうしを比べるときは発生率を使い、人口の少ない区では数字が動きやすいことも覚えておいてください。なお、11区とも件数の半分以上は窃盗犯です。

刑法犯全体の件数は区単位まで

京都府警察は刑法犯の件数を市区町村別に公表しており、京都市は11区別の数字があります。刑法犯全体を町丁目や駅ごとにまとめた統計は公表されていません。同じ区の中でも、繁華街・観光地と住宅街では様子が違います。区の数字は候補を絞るための目安と考えてください。

自転車盗・車上ねらい・ひったくりなど7つの手口は、発生した町丁目・日付・時間帯付きのデータを京都府警察本部が「犯罪発生情報」としてオープンデータで公開しています(下の「自分で確認する方法」を参照)。物件の周りでどんな被害が起きているかを確かめる手がかりにはなりますが、刑法犯全体を表すものではありません。最後は物件の周りを自分の目で確かめてください。

件数と人口の時点が約1年ずれている

件数は令和7年(2025年)1年間の合計、人口は令和8年(2026年)1月1日現在の値です。件数の集計期間が終わった時点に最も近い人口を使っているためで、厳密には同じ時点の数字ではありません。令和8年の年間の数字は、まだ公表されていません。

ネットで見かける「住みたくない街」のランキングには、地区名のイメージや口コミをもとにしたものもあります。この記事は区単位の公的統計だけを使っています。ランキングとの違いは京都の住みたくない街ランキングの真実で検証しています。

下京区・東山区・中京区・南区の発生率が高く出る理由

発生率が市全体を大きく上回る4区は、いずれも昼夜間人口比率が高い区です(下京区172.1・東山区152.0・中京区145.6・南区139.9)。四条河原町・四条烏丸の繁華街やオフィス街は中京区と下京区、京都駅は下京区、祇園・清水寺は東山区にあります。下京区では、区外から通勤・通学してくる人を含めた昼間人口が約14.2万人で、住民(夜間人口)約8.3万人の約1.7倍です。

国勢調査の昼間人口は、住民の数に区外から通勤・通学してくる人を足し、区外へ通勤・通学する人を引いた数で、観光や買い物で訪れる人は含みません。観光客の多い東山区などでは、日中から夜にかけて実際に区内にいる人は、昼間人口よりさらに多いと考えられます。東山区は住民が約3.3万人と11区で最も少ないため、件数が少し増えるだけでも発生率が大きく動きます。

発生率の分母は住民の数だけです。京都府警察の表には「発生地不明」の行があり、件数は事件が起きた場所で数えていると考えられます。そうであれば、区外から訪れた人が関わる事件も、その区の件数に入ります。東京の千代田区・新宿区・渋谷区や、大阪市の中央区・北区で発生率が高く出るのと同じ構図で、この数字だけで「下京区や東山区に住むと危ない」とは言えません。これらの区で探す場合は、繁華街・観光地との位置関係と帰り道を物件ごとに確かめてください。

市全体を下回る区の特徴

西京区・右京区・北区(3点台)

発生率が3点台なのは、この3区だけです。西京区(80.5)と右京区(91.9)は昼夜間人口比率が100を下回ります。京都府は、右京区・伏見区・山科区・西京区では昼間人口が夜間人口を1万人以上下回り、市内中心部で働く人が多い傾向があるとしています。北区(103.8)は、住民の数と昼間人口がほぼ同じです。

左京区・上京区・伏見区(4点台〜5点台)

3区とも市全体(6.10)を下回ります。上京区(121.8)と左京区(106.7)は昼間人口が住民を上回りますが、発生率は市全体より低く、昼夜間人口比率の高さと発生率の高さは完全には一致しません。伏見区は11区で最も人口が多い区で、昼夜間人口比率は96.2です。

山科区(6.27)は市全体とほぼ同じ水準で、昼夜間人口比率は88.0と低めです。発生率が低い区でも、犯罪がないわけではありません。どの区を選んでも、物件の周りの道と建物の防犯設備は個別に確認が必要です。

京都で物件を選ぶときに確認すること

区の数字で候補を絞ったら、物件ごとに次の点を確かめます。女性の一人暮らしでは、特に夜道と建物の設備を重視してください。

表は横にスクロールできます

確認項目確認のしかた
駅から物件までの夜道街灯の間隔、人通り、営業中の店があるか。できれば日が暮れてから歩いて確かめる
繁華街・観光地との位置関係帰り道が四条河原町周辺の繁華街の中心や、観光客の多い通りを通るかどうか。中京区・下京区・東山区で探すときは特に確認する
自転車を使う場合駐輪場の位置(道路から見えるか)と、屋根・施錠設備の有無。自転車盗が起きた町丁目は府警のオープンデータで確認できる
ハザードマップ京都市は洪水・内水・土砂災害、地震、ため池のハザードマップを作成しており、令和8年6月からは「京都市防災情報マップ」で確認できます。治安の数字とは別に、物件の住所で確認する
建物の防犯設備オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラの有無。1階を避けるかどうかも検討する
建物の管理状態エントランス・ゴミ置き場・郵便受けが荒れていないか
交番の位置最寄りの交番の場所と、そこまでの道を地図で確認する

防犯の確認項目は女性が安心して一人暮らしできる街|防犯チェックリストにもまとめています(東京向けの記事ですが、確認項目は京都でも使えます)。内見の手順全体は内見チェックリスト、朝の通勤の混み具合は京都の通勤ラッシュ|路線別混雑率をご覧ください。

治安や災害リスクを自分で確認する方法

この記事で使った情報は、いずれも無料で公開されています。

表は横にスクロールできます

情報源確認できること
京都府警察「統計資料(犯罪)」市区町村別の刑法犯認知件数(罪種別)、犯罪統計書など
京都府警察本部「犯罪発生情報(令和7年)」(BODIK オープンデータ)ひったくり・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねらい・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗の7手口について、発生した町丁目・日付・時間帯など(刑法犯全体ではない)
京都府警察「防犯・犯罪情報メール」声かけ・つきまとい等の不審者情報や、ひったくりなどの事件発生情報のメール配信
京都市「住民基本台帳人口」区別・町別の人口(発生率の分母)
京都市防災情報マップ京都市のハザードマップ(令和8年6月から)
Googleマップ ストリートビュー道路の明るさ・見通し・周辺の店舗(撮影時期は場所によって異なる)

東京・大阪と比べるとき

同じ「認知件数÷人口×1,000」で計算すると(いずれも令和7年の認知件数)、市全体どうしでは京都市6.10、東京23区7.54、大阪市14.47です。発生率が低い区どうしでは、京都の西京区・右京区・北区が3台、東京の杉並区(4.37)・目黒区(4.88)・練馬区(4.89)が4台、大阪市で最も低い城東区が7.29です。ただし、京都府警察・警視庁・大阪府警察で集計の実務が同じとは限らず、大阪市は人口の基準日が令和7年12月末と少し違います。目安の比較として見てください。

東京の区ごとの数字は東京の治安ランキング【23区犯罪データ】、大阪は大阪の治安ランキングにまとめています。上京を考えている人は、上京にかかる費用まとめと上京前チェックリストもあわせてご覧ください。

よくある質問

京都市11区の治安とは?

京都市11区の治安を数字で比べる方法の一つは、京都府警察が公表する刑法犯認知件数を住民基本台帳人口で割った人口1,000人あたり発生率である。令和7年(2025年)の認知件数を令和8年1月1日の人口で割ると、発生率が低い上位は西京区3.24・右京区3.70・北区3.74・左京区4.84・上京区5.57。一方、繁華街や京都駅、祇園・清水寺などの観光地がある下京区14.52・東山区10.13・中京区9.54は、区外から通勤・通学や観光で人が集まるのに対して分母は住民だけのため発生率が高く出やすく、住民にとっての危険度を直接示すものではない。京都市11区全体は6.10。

京都市11区で治安がいい区はどこ?

令和7年(2025年)の犯罪データを令和8年1月の人口で割ると、発生率が低い順に西京区(3.24)・右京区(3.70)・北区(3.74)・左京区(4.84)・上京区(5.57)です。

京都の治安ランキングはどう見ればいい?

認知件数でなく人口1,000人あたりの発生率で比較します。繁華街・京都駅・観光地がある下京区・中京区・東山区は区外から通勤・通学や観光で人が集まる一方、分母は住民だけのため、発生率が高く出やすい区です。

京都市平均と比べてどのくらい差がある?

京都市11区全体は6.10。最も低い西京区3.24と最も高い下京区14.52では約4.5倍の差があります。区選びで数字は大きく変わります。

いまの状況から、次の一歩を。

住む街を考えたい

勤務先や予算を整理して、自分の部屋探しプランを作れます。

街と費用を考える

気になる物件がある

物件のURLをLINEで送って、費用や条件を相談できます。

物件URL・ご希望条件・LINEの表示名などを、物件の確認・ご紹介のため株式会社WANDYに提供します。この提供に同意のうえ、相談へお進みください(プライバシーポリシー)。同意してLINEで相談する

街選びの相談は無料。物件の紹介・契約は株式会社WANDYが担当します。

関連記事をもっと読む
「街選び・エリア」の記事をもっと読む