街選び・エリア
札幌の通勤ラッシュ2026
路線別の混雑データと避け方
目次へ 
札幌で最も混むのは地下鉄東西線の136%(菊水→バスセンター前)です。国の混雑率調査に載っている札幌の区間は7つで、地下鉄東豊線127%・南北線113%が続き、JRの4区間は89〜108%です。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績(2026年7月28日公表)をもとに、沿線の選び方と混雑の避け方をまとめました。
目次読みたいところへ
結論:札幌で最も混むのは地下鉄東西線の136%
国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績に載っている札幌の区間は、地下鉄3線とJR3線(4区間)の7つです。
- 地下鉄東西線(菊水→バスセンター前)136%:札幌の7区間で最も高く、東京圏の主要31区間の平均(143%)を7ポイント下回ります。最混雑時間帯は8:00〜9:00です。
- 地下鉄東豊線(北13条東→さっぽろ)127%・南北線(中島公園→すすきの)113%:地下鉄3線とも定員(100%)を上回ります。
- JRの4区間は89〜108%:函館本線(琴似→桑園)と札沼線(八軒→桑園)が108%、函館本線(白石→苗穂)が91%、千歳線(白石→苗穂)が89%です。前年度はJRの4区間とも今より低い値でした。
調査値は各路線の最も混む区間(函館本線は札幌駅の西側と東側の2区間)の、朝の最混雑時間帯1時間の平均です。札幌市電やバス、ここに挙げた以外の区間や時間帯の混雑率は国交省の資料に載っていないため、この記事では数値を出していません。
混雑率の読み方と体感の目安
混雑率は「輸送人員÷輸送力×100」で計算し、100%が定員乗車です。輸送力は、その1時間に走った列車の定員の合計です。
表は横にスクロールできます
| 混雑率 | 国交省の目安 |
|---|---|
| 100% | 座席につくか、座席前の吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。 |
| 150% | 肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。 |
| 180% | 肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。 |
| 200% | 体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。 |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」資料1「三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移」内の「混雑率の目安」。国交省はこの目安を、有識者等の意見を踏まえて時代に即した表現に見直したと注記しています。この表現は令和5年度実績(2024年8月2日公表)の資料から使われており、令和4年度実績までの資料では、150%を「広げて楽に新聞を読める」、180%を「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」と表していました。
札幌の7区間は89%から136%までで、150%を超える区間はありません。それでも、どの路線の沿線に住むかで朝の混み方は変わります。
札幌の7区間の混雑率(令和7年度実績)
表は横にスクロールできます
| 事業者・路線 | 最混雑区間 | 最混雑時間帯 | 輸送力 | 輸送人員 | 混雑率(令和7年度) | 前年度(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 札幌市地下鉄 東西線 | 菊水→バスセンター前 | 8:00〜9:00 | 13,650人 | 18,513人 | 136% | 131% |
| 札幌市地下鉄 東豊線 | 北13条東→さっぽろ | 8:00〜9:00 | 8,256人 | 10,510人 | 127% | 122% |
| 札幌市地下鉄 南北線 | 中島公園→すすきの | 8:00〜9:00 | 12,420人 | 14,075人 | 113% | 110% |
| JR函館本線 | 琴似→桑園 | 7:30〜8:30 | 6,852人 | 7,381人 | 108% | 98% |
| JR札沼線(学園都市線) | 八軒→桑園 | 7:22〜8:21 | 4,896人 | 5,266人 | 108% | 98% |
| JR函館本線 | 白石→苗穂 | 7:22〜8:14 | 5,982人 | 5,456人 | 91% | 87% |
| JR千歳線 | 白石→苗穂 | 7:29〜8:28 | 5,766人 | 5,143人 | 89% | 75% |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和7年度実績(2026年7月28日公表)資料3「都市部の路線における最混雑区間の混雑率」の札幌掲載分(全7区間)。前年度は令和6年度実績(2025年7月29日公表)の資料3。調査は主に2025年10〜11月の乗車人員データにもとづきます。区間名は資料の記載のままです。函館本線は琴似→桑園と白石→苗穂の2区間が載っており、同じ白石→苗穂でも函館本線と千歳線は別に集計されています。
7区間とも、前年度より混雑率が上がりました。地下鉄3線は輸送力と最混雑時間帯が前年度と同じで、輸送人員が増えて3〜5ポイント上がっています。JRは区間ごとに事情が違います。
- 函館本線(琴似→桑園):調査の1時間に走った列車が10本から8本に減り、輸送力が8,650人から6,852人になりました。輸送人員は8,484人から7,381人に減りましたが、混雑率は98%から108%に上がりました。
- 千歳線(白石→苗穂):輸送力はほぼ同じ(5,820人→5,766人)で、輸送人員が4,381人から5,143人に増え、75%から89%になりました。
- 札沼線(八軒→桑園)・函館本線(白石→苗穂):札沼線は98%から108%に、函館本線(白石→苗穂)は87%から91%に上がりました。函館本線(白石→苗穂)は、最混雑時間帯と本数も前年度(7:35〜8:30・8本)から変わっています。
混雑率の低い路線を選ぶときは、1年分の値だけで決めず、調査の1時間に走る本数(時刻表)も確かめてください。
地下鉄東西線(136%)
宮の沢と新さっぽろを結ぶ路線です。最混雑区間は、東側から大通方面へ入る菊水→バスセンター前(8:00〜9:00)です。調査の1時間に7両編成が15本走り、輸送力13,650人は地下鉄3線で最も大きいものの、混雑率は7区間で最も高い値です。同じ資料3では、仙台市地下鉄南北線(北仙台→北四番丁)が137%で、ほぼ同じ水準です。
地下鉄東豊線(127%)
栄町と福住を結ぶ路線です。最混雑区間は、北側からさっぽろ駅へ向かう北13条東→さっぽろ(8:00〜9:00)です。調査の1時間に4両編成が16本走り、編成は3線で最も短く、輸送力は8,256人です。輸送人員は10,510人でした。
地下鉄南北線(113%)
麻生と真駒内を結ぶ路線です。最混雑区間は、南側からすすきの方面へ向かう中島公園→すすきの(8:00〜9:00)です。調査の1時間に6両編成が15本走り、輸送力12,420人に対して輸送人員14,075人でした。地下鉄3線では最も低い値ですが、定員(100%)は上回ります。
JR函館本線・札沼線・千歳線(89〜108%)
函館本線は、札幌駅の西側の琴似→桑園(108%)と東側の白石→苗穂(91%)の2区間が載っています。札沼線(学園都市線)は八軒→桑園(108%)、千歳線は白石→苗穂(89%)です。札沼線は調査の1時間に走る列車が6本(6両編成)、函館本線(琴似→桑園)は8本です。本数が少ない路線は、混雑率だけでなく時刻表との相性も確かめてください。
混雑を避ける5つの方法
どの方法も、効果の大きさを示す公式データはありません。自分が使う路線で、平日の朝に試して比べるのが確実です。
混雑率の低い路線の沿線に住む
同じ札幌都心への通勤でも、最混雑区間の値は東西線136%から千歳線89%まで差があります。ただし前年度との比較のとおり、JRの値は本数の変化などで1年に10ポイント以上動いた区間があります。治安面のデータは札幌の治安ランキング【10区犯罪データ】で確認できます。
最混雑時間帯の1時間を外す
表の「最混雑時間帯」列が、各路線で最も混む1時間です。地下鉄3線はそろって8:00〜9:00、JRの4区間は7:22〜8:30の間で、地下鉄のほうが遅い時間帯です。時間帯ごとの混雑率は国交省の資料に載っていないため、ずらしたときにどれだけ空くかは、実際に乗って確かめてください。
最混雑区間を通らない駅を選ぶ
地下鉄の最混雑区間は、東西線が菊水→バスセンター前、東豊線が北13条東→さっぽろ、南北線が中島公園→すすきのです。これより都心側の駅から乗る場合や、反対側から都心へ向かう場合(東西線の西側、東豊線の南側、南北線の北側)は、この区間を通りません。ただし、それ以外の駅間の混み具合は国交省の資料に載っていません。
始発駅から乗る
南北線の麻生・真駒内、東西線の宮の沢・新さっぽろ、東豊線の栄町・福住は路線の終点の駅です。始発列車に乗る方法もあり、本数と時刻は札幌市交通局の時刻表で確認できます。
勤務先の近くに住んで電車の時間を減らす
勤務先が札幌駅や大通の周辺なら、徒歩で通える範囲に住む選択肢もあります。冬の道の歩きやすさは、物件の周りを実際に歩いて確かめてください。通勤時間の考え方は通勤時間ランキング(東京版)でも解説しています。
通勤から住む街を絞る手順
- 勤務先の最寄り駅を確認する:札幌駅周辺か、大通・すすきのの周辺かで、使う路線が変わる
- 沿線の混雑率と最混雑時間帯を確認する:上の7区間の表で、自分が乗る路線の値と時間帯、前年度の値を見る
- 治安・住環境のデータを重ねる:10区の犯罪発生率と住みたくない街の検証記事で候補を絞る
- 平日の朝と夜に現地を確かめる:朝は通勤時間帯に乗ってみる。夜は駅から物件までの帰り道を歩く
札幌と東京の通勤ラッシュ比較
同じ国交省調査(令和7年度)で、東京圏の主要31区間の平均混雑率は143%です。札幌で最も混む東西線の136%も、この平均を下回ります。
表は横にスクロールできます
| 比較項目(令和7年度) | 札幌 | 東京圏 |
|---|---|---|
| 混雑率の範囲・平均 | 掲載7区間で89〜136% | 主要31区間の平均143% |
| 主要区間で最も混む区間 | (札幌は主要区間の設定なし) | 東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 163% |
| 資料3に載る区間で最も混む区間 | 地下鉄東西線 菊水→バスセンター前 136% | 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里 176% |
| 100%を下回る区間 | JR函館本線 白石→苗穂 91%・JR千歳線 白石→苗穂 89%(7区間中2区間) | 主要31区間ではJR中央線(緩行)93%のみ |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」報道発表資料、資料2(三大都市圏の主要区間)、資料3(都市部の路線)。東京メトロ各線(日比谷線を含む)は、令和7年度から平日5日間の平均で集計する方法に変わっています(資料2-1・資料3の注記)。同じ調査の主要区間の平均は、大阪圏117%・名古屋圏126%です。
札幌から東京への転勤・就職・進学を控えている人は、この差を前提に路線を選んでください。東京の路線別のデータは東京の通勤ラッシュ【路線別混雑率】に、上京の準備は上京にかかる費用まとめと上京前チェックリストにまとめています。
まとめ
- 国の調査に載る札幌の区間は7つ。最も混むのは地下鉄東西線の136%(菊水→バスセンター前・8:00〜9:00、令和7年度)
- 地下鉄東豊線127%・南北線113%が続く。地下鉄3線とも前年度より3〜5ポイント上がった
- JRの4区間は89〜108%。函館本線(琴似→桑園)は本数が減り、98%から108%に上がった。低い区間の値も年度で動く
- 最混雑時間帯は地下鉄が8:00〜9:00、JRは7:22〜8:30の間。それ以外の時間帯の混雑率は国交省の資料に無いので、乗って確かめる
- 上京するなら、東京圏の主要31区間の平均は143%。東京版の混雑率データで基準を切り替える
よくある質問
札幌の通勤ラッシュとは?
札幌の通勤ラッシュとは、札幌駅や大通など都心部へ向かう朝の通勤時間帯の鉄道混雑を指す。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(令和7年度〔2025年度〕実績・2026年7月28日公表)の資料3に載る札幌の区間は7つで、最も高いのは札幌市地下鉄東西線の菊水→バスセンター前(8:00〜9:00)136%(前年度131%)で、東京圏の主要31区間の平均143%より低い。次いで東豊線127%(北13条東→さっぽろ)・南北線113%(中島公園→すすきの)。JR北海道の4区間は89〜108%で、函館本線(琴似→桑園)と札沼線(八軒→桑園)が108%、函館本線(白石→苗穂)91%、千歳線(白石→苗穂)89%。JRの4区間は前年度の75〜98%から上がった。
札幌で一番混む路線・区間は?
国交省の令和7年度調査では、札幌市地下鉄東西線の菊水→バスセンター前(8:00〜9:00)が136%で最も高い値です。東豊線127%・南北線113%が続きます。
札幌の通勤ラッシュは東京と比べてどう?
東京圏の主要31区間の平均混雑率は143%(令和7年度)で、札幌で最も混む東西線の136%はこれより低い値です。資料3に載る区間全体では、東京圏の最高は日暮里・舎人ライナーの176%です。札幌のJR4区間は89〜108%です。
混雑を避けるにはどうすればいい?
混雑率の低い沿線(令和7年度はJR4区間が89〜108%)を選ぶ、地下鉄の最混雑時間帯8:00〜9:00を外す、最混雑区間を通らない駅を選ぶ、始発駅(麻生・真駒内・宮の沢・新さっぽろ・栄町・福住)から乗る、といった方法があります。どれくらい空くかは国交省の資料に無いため、平日の朝に乗って確かめてください。
ここから、あなたの部屋探しへ
いまの状況から、次の一歩を。
気になる物件がある
物件のURLをLINEで送って、費用や条件を相談できます。
街選びの相談は無料。物件の紹介・契約は株式会社WANDYが担当します。