メインコンテンツへスキップ

神戸の治安ランキング2026
9区の犯罪データと安全な街の選び方

目次へ
高台から見下ろした晴天の神戸の市街地。高層ビルとマンションが海辺まで続き、その先に神戸港と大阪湾が広がる。手前に木々と緑色の橋の手すりが見える
ビーナスブリッジから望む神戸市街

神戸市9区の人口1,000人あたり刑法犯認知件数(令和7年)は、最も低い東灘区の5.57から最も高い中央区の23.59まで約4.2倍の差があります。ただし中央区は昼間に住民の約2.1倍の人が集まる区で、住民の数で割るこの計算では高く出やすくなります。区の比べ方と、物件選びで確認する点をまとめました。

目次読みたいところへ

神戸市9区の治安を数字で比べると

兵庫県警察が公表している令和7年(2025年)の区別の刑法犯認知件数を、神戸市の住民基本台帳人口(令和8年1月31日現在)で割ると、人口1,000人あたりの発生率が低いのは東灘区(5.57)・北区(6.03)・須磨区(6.13)・垂水区(6.49)・西区(6.64)です。灘区(7.00)を加えた6区が神戸市平均の8.94を下回り、平均を上回るのは長田区(12.98)・兵庫区(13.99)・中央区(23.59)の3区です。

中央区は通勤・通学で昼間に人が集まる区で、住民の数で割るこの計算では数字が高く出ます。区の数字は候補を絞る目安として使い、最後は物件の周辺を自分で確かめて決めるのが現実的です。神戸から東京への引っ越しを考えている人向けに、同じ計算式で比べた東京23区の治安データとの比較も載せています。

神戸市9区の犯罪発生率ランキング(令和7年)

発生率の低い順に並べています。発生率=刑法犯認知件数÷人口×1,000です。昼夜間人口比率は昼間人口÷夜間人口(住んでいる人)×100で、100%を超える区ほど昼間に外から人が集まります。

表は横にスクロールできます

順位区認知件数(令和7年)人口(令和8年1月31日)発生率(人口1,000人あたり)昼夜間人口比率(令和2年・不詳補完値)
1東灘区1,169件209,807人5.5794.1%
2北区1,238件205,304人6.0381.8%
3須磨区939件153,062人6.1387.5%
4垂水区1,355件208,747人6.4975.6%
5西区1,518件228,542人6.6497.6%
6灘区923件131,804人7.0092.8%
7長田区1,226件94,437人12.98101.0%
8兵庫区1,549件110,741人13.99114.5%
9中央区3,357件142,290人23.59209.1%
  • 神戸市平均は8.94です(区別の表の神戸市計13,274件÷全市人口1,484,734人×1,000)。
  • 最も高い中央区(23.59)と最も低い東灘区(5.57)の差は約4.2倍です。
  • 認知件数そのものが最も少ないのは灘区(923件)、最も多いのは中央区(3,357件)です。
  • 西区は人口が9区で最も多く、件数は1,518件ありますが、人口で割ると5番目に低くなります。
  • 長田区は人口が9区で最も少なく、件数が少し増減しただけで発生率が大きく動きます。

出典:認知件数は兵庫県警察「市区町別主な刑法犯認知状況」令和7年中(生活安全企画課調べ)の刑法犯総数。人口は神戸市「町別世帯数年齢1歳階級別人口統計(全市)」令和8年1月31日現在(住民基本台帳人口)。昼夜間人口比率は総務省統計局「令和2年国勢調査 従業地・通学地による人口・就業状態等集計」参考表(不詳補完結果)第1-1表で、神戸市「2020年従業地・通学地による人口・就業状態等集計 結果の概要」の区別の値と同じです。発生率はこれらの公的データから編集部が算出しました(小数第3位を四捨五入)。

この数字の作り方と読むときの注意

兵庫県警察は、年間の刑法犯認知件数を「犯罪統計書」で警察署別に、「地域の犯罪情勢」のページで市区町別に公表しています。この記事のランキングは、区ごとの件数がそのまま載っている市区町別の表を使っています。

警察署別の件数を区に当てはめる方法でも、9区の順位は同じです。神戸市内の12署の管轄区域は兵庫県警察の各署のページで確認でき、すべて神戸市内に収まっています。中央区は生田・葺合の2署(ポートアイランドなど一部は神戸水上警察署)、北区は神戸北・有馬の2署が受け持ち、ほかの7区はそれぞれ1署です(西区は神戸西警察署、ほかは区と同じ名前の署)。神戸水上警察署は神戸港の水域に加えてポートアイランド(港島)・神戸空港・新港町などの陸上も受け持っているため、署別の方法では中央区の件数が少なく出ます(生田署2,104件+葺合署1,016件=3,120件。区別の表では3,357件)。

このほか、次の点に注意して読んでください。

  • 警察の表の数字とは少しずれる:兵庫県警察の市区町別の表にも人口1,000人あたりの件数が載っていますが、分母が兵庫県の推計人口(令和8年1月1日現在)のため、中央区22.2、東灘区5.6のように、この記事の数字と小数点以下が少し違います。この記事は東京版と同じく住民基本台帳人口で割っています。
  • 署別の合計とも差がある:神戸市内12署の合計は13,367件で、区別の表の神戸市計13,274件より93件多くなっています。区別の表には、どの市区町か分からないものなどが「不明・県外等」(県全体で283件)として別に計上されています。
  • 1年分の数字:神戸市内12署の合計は、令和6年の12,504件から令和7年は13,367件に増えました。件数は年によって動くため、北区6.03と須磨区6.13のように差が小さい区の順位は入れ替わる可能性があります。

刑法犯全体の町丁目別・駅別の件数は公表されていないため、この記事では駅単位のランキングは作っていません。ただし自転車盗・ひったくり・車上ねらいなど7つの手口は、兵庫県警察の犯罪オープンデータで、発生した町丁目・日付・時間帯・場所まで1件ずつ確認できます(後述の「治安データを自分で調べる方法」参照)。

表は横にスクロールできます

指標内容読むときの注意
刑法犯認知件数警察が発生を認知した刑法犯の件数人口が多い区ほど件数も多くなる
人口1,000人あたり発生率認知件数÷人口×1,000人口規模の違う区を比べられるが、分母は住んでいる人だけ
昼夜間人口比率昼間人口÷夜間人口×100100%を大きく超える区は、住民の数で割る発生率が高く出やすい

発生率が低い6区(東灘区・北区・須磨区・垂水区・西区・灘区)

6区の発生率は5.57〜7.00で、いずれも神戸市平均(8.94)を下回ります。昼夜間人口比率はどの区も100%未満で、昼間は住民が区外へ通勤・通学している区です。昼間に外から来る人が少ない(昼夜間人口比率100%未満)ことも、数字の低さに影響していると考えられます。

  • 東灘区(5.57):9区で最も低い発生率。人口209,807人は9区で2番目に多く、件数は1,169件です。
  • 北区(6.03):神戸北警察署(南部)と有馬警察署(北部)の2署が受け持つ区です。昼夜間人口比率は81.8%です。
  • 須磨区(6.13):件数は939件で、北区との差は0.10と小さく、年によって順位が入れ替わる可能性があります。
  • 垂水区(6.49):昼夜間人口比率は75.6%で9区で最も低く、通勤・通学で区外から来る人が9区で最も少ない区です。
  • 西区(6.64):人口228,542人は9区で最多。件数は1,518件ですが、人口で割ると5番目に低くなります。
  • 灘区(7.00):順位は6位ですが市平均を下回り、上位5区との差も小さい水準です。大東建託「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2026<兵庫県版>」では自治体の2位でした。

6区の差は1.43と小さく、1年分のデータでは順位が入れ替わる可能性があります。順位にこだわるより、通勤経路や家賃と合わせて比べてください。神戸から大阪方面への通勤の混み具合は神戸の通勤ラッシュで確認できます。

発生率が市平均を上回る3区(長田区・兵庫区・中央区)の読み方

中央区:昼間に住民の約2.1倍の人が集まる

発生率は「区内で把握された件数÷区に住む人の数」です。中央区で起きた事件は、関わった人が区外から来た人でも中央区の件数に入ります。一方で分母はその区に住む人だけなので、通勤・通学や買い物で昼間に人が集まる区ほど発生率は高く出ます。

令和2年国勢調査(不詳補完値)では、中央区の昼間人口は308,475人で、夜間人口(住んでいる人)147,518人の約2.1倍(昼夜間人口比率209.1%)です。神戸市全体の102.5%を大きく上回り、9区で最も高い値です。警察署別に見ると、三宮町・元町通・北野町・栄町通などを受け持つ生田警察署の件数は2,104件で、神戸市内の12署で最も多くなっています。

参考として、中央区の件数を昼間人口で割ると10.9になります(件数は令和7年、昼間人口は令和2年と年が異なるため目安です)。東灘区の5.8(同じ計算)などより高いものの、住民の数で割った23.59ほどの差ではありません。なお昼間人口は、住んでいる人に通勤・通学で出入りする人を足し引きした数で、買い物客や観光客は入っていません。

中央区は大東建託「いい部屋ネット 住みたい街ランキング2026<兵庫県版>」で自治体の2位に入っており、数字の高さと人気が同居している区です。評判とデータの関係は神戸の住みたくない街ランキングの真実で検証しています。

兵庫区・長田区:昼間人口の影響は小さい

兵庫区の昼夜間人口比率は114.5%、長田区は101.0%で、中央区ほど昼間に人が集まる区ではありません。同じように昼間人口で割っても兵庫区12.4・長田区12.8で、ほかの6区(5.8〜8.3)より高めです。なぜ高いのかは、公表されている区の統計からは分かりません。

どの区でも、駅の近くと住宅地、大通り沿いと路地とでは夜の人通りや雰囲気が違います。区の数字だけで「この区は危ない」「この区なら安全」とは言えないため、候補の物件が決まったら、町丁目ごとの手口別データと夜道の様子で確かめてください。東京でも千代田区などで同じことが起きており、東京の治安ランキングで解説しています。

女性の一人暮らしで神戸の街を選ぶときの視点

区の発生率は候補を絞る入口です。女性の一人暮らしでは、そこに「駅から物件までの夜道」と「建物の防犯設備」を重ねて判断します。

  • データで絞る:発生率が市平均(8.94)を下回る6区から候補を選ぶのが一つの方法です
  • 夜道を歩く:帰宅する時間帯に、駅から物件まで実際に歩き、明るさ・人通り・開いている店を確かめる
  • 手口別データを見る:ひったくりや自転車盗などが物件の町丁目でどのくらい起きているかを、兵庫県警察の犯罪オープンデータで確認する
  • 建物の設備:2階以上・オートロック・モニター付きインターホンを優先する

防犯の基本対策は女性が安心して一人暮らしできる街|防犯チェックリストにまとめています(東京向けの記事ですが、物件と夜道のチェック項目は神戸でも使えます)。

物件選びと内見で確認する防犯の項目

区の統計は、物件のまわりの様子までは示しません。候補の物件が決まったら、次の点を物件資料・内見・管理会社への質問で確認します。

表は横にスクロールできます

項目確認すること確認の方法
部屋の階1階か2階以上か。1階なら窓やベランダが道路・駐車場から近づきやすい位置にないか物件資料と内見
建物の入口と玄関オートロック、モニター付きインターホン、防犯カメラの有無と設置場所物件資料で確認し、内見で実物を見る。カメラの位置は管理会社に質問
駅からの帰り道街灯が途切れる区間、夜の人通り、夜も開いている店があるか帰宅する時間帯に、駅から物件まで実際に歩く
交番の位置帰り道や徒歩圏に交番があるか地図アプリで「交番」を検索
建物の管理エントランス・ゴミ置き場・郵便受けが荒れていないか内見で目視
町丁目ごとの手口別の件数自転車盗・ひったくり・車上ねらいなどが、物件のある町丁目でいつ・どこで起きているか兵庫県警察の犯罪オープンデータ(手口別のCSV)で、物件の町丁目の行を見る
地域の注意情報犯罪情報・防犯情報の配信と、犯罪統計情報の地図兵庫県警察のアプリ「ひょうご防犯ネット+(プラス)」(メール配信のみの登録も可)

内見全体の持ち物・確認手順は内見チェックリストにまとめています。

治安データを自分で調べる方法

この記事の数字は、次の公的な情報源で確認できます。統計の年と人口の基準日は、ランキング表の出典に記載しています。

表は横にスクロールできます

情報源確認できること
兵庫県警察「地域の犯罪情勢(市区町別刑法犯認知状況)」区別の年間の刑法犯総数と主な手口の件数(令和7年中)。最新の月までの区別の累計(暫定値)も掲載
兵庫県警察「犯罪統計書」警察署別の刑法犯認知件数と罪種別の内訳(神戸市内は12署)
兵庫県警察 犯罪オープンデータひったくり・車上ねらい・部品ねらい・自動販売機ねらい・自動車盗・オートバイ盗・自転車盗の1件ごとの発生データ(町丁目・日付・時間帯・場所。CSV、兵庫県のサイトで公開)
ひょうご防犯ネット+(プラス)兵庫県警察の公式アプリ。選んだ地域の防犯情報などが届き、犯罪統計情報を地図で見られる(地図上の件数は統計と一致しない場合がある)
神戸市「住民基本台帳人口」区別の人口(発生率の分母)
地図アプリのストリートビュー駅から物件までの道の明るさ・見通し(撮影時点の様子)

神戸と東京の治安比較|上京を考えている人へ

同じ「認知件数÷人口×1,000」で比べると、神戸市の平均は8.94、東京23区の平均は7.54です。東京は警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」の令和7年の年計(公表当時の暫定値)と住民基本台帳人口(令和8年1月1日)、神戸は兵庫県警察の市区町別の件数と住民基本台帳人口(令和8年1月31日)を使っています。集計する警察や表の作り方が異なるため、目安として見てください。

表は横にスクロールできます

発生率が低い順神戸市9区東京23区
1位東灘区 5.57杉並区 4.37
2位北区 6.03目黒区 4.88
3位須磨区 6.13練馬区 4.89

東京23区では、繁華街やオフィス街を抱える7区を除く16区が4.37〜7.00に収まっており、神戸の低い6区(5.57〜7.00)はこの範囲に入ります。どちらの都市でも、昼間に人が集まる区は数字が高く出るという構図は共通です。

上京する場合も考え方は同じで、区の発生率で候補を絞り、昼間人口の影響を踏まえ、最後は物件と夜道で判断します。東京の区別データは東京の治安ランキング【23区犯罪データ】で、費用は上京にかかる費用まとめで、準備全体は上京前チェックリストで確認できます。

まとめ

  • 令和7年の発生率が低いのは東灘区・北区・須磨区・垂水区・西区(5.57〜6.64)。灘区(7.00)を含む6区が神戸市平均8.94を下回る
  • 中央区23.59は、昼間に住民の約2.1倍の人が集まる区で住民の数で割ると高く出る数字。区全体の危険度とは別に読む
  • 兵庫区・長田区は昼間人口の影響が小さく、区の中の場所による違いは町丁目ごとの手口別データで確かめる
  • 区を絞ったら、帰宅する時間帯に駅から物件まで歩き、防犯設備も確認する

よくある質問

神戸市9区の治安とは?

神戸市9区の治安とは、兵庫県警察が公表する区別の刑法犯認知件数と、それを神戸市の住民基本台帳人口で割った人口千人あたり発生率で測る地域の安全度を指す。令和7年(2025年)の認知件数を令和8年1月の人口で割ると、発生率が低い上位は東灘区5.57・北区6.03・須磨区6.13・垂水区6.49・西区6.64で、神戸市平均は8.94。一方、中央区(23.59)は昼間人口が住民の約2.1倍(令和2年国勢調査、昼夜間人口比率209.1%)あり、住民の数で割る発生率が高く出るため、住宅地の体感治安とは分けて読む必要がある。

神戸市9区で治安がいい区はどこ?

令和7年(2025年)の区別の刑法犯認知件数を令和8年1月の人口で割ると、発生率が低い順に東灘区(5.57)・北区(6.03)・須磨区(6.13)・垂水区(6.49)・西区(6.64)です。

神戸の治安ランキングはどう見ればいい?

認知件数でなく人口1,000人あたりの発生率で比較し、昼間人口が多い区は数字が高く出やすい点を踏まえて読みます。中央区の昼間人口は住民の約2.1倍(令和2年国勢調査の不詳補完値)です。

神戸市平均と比べてどのくらい差がある?

神戸市平均は8.94で、9区のうち6区が平均を下回ります。最も低い東灘区5.57と最も高い中央区23.59では約4.2倍の差があります。

いまの状況から、次の一歩を。

住む街を考えたい

勤務先や予算を整理して、自分の部屋探しプランを作れます。

街と費用を考える

気になる物件がある

物件のURLをLINEで送って、費用や条件を相談できます。

物件URL・ご希望条件・LINEの表示名などを、物件の確認・ご紹介のため株式会社WANDYに提供します。この提供に同意のうえ、相談へお進みください(プライバシーポリシー)。同意してLINEで相談する

街選びの相談は無料。物件の紹介・契約は株式会社WANDYが担当します。

関連記事をもっと読む
「街選び・エリア」の記事をもっと読む