神戸の治安ランキング2026
9区の犯罪データと安全な街の選び方
神戸市9区の治安とは?
神戸市9区の治安とは、兵庫県警察が公表する刑法犯認知件数と、それを住民基本台帳人口で割った人口千人あたり発生率で測る地域の安全度を指す。令和7年(2025年)の認知件数(警察署別を区に集計)を令和8年1月の人口で割ると、発生率が低い上位は東灘区5.64・北区6.04・須磨区6.29・垂水区6.60・西区6.65。一方、三宮・元町の繁華街を抱える中央区21.93は、三宮側を管轄する生田署だけで市内最多の2,104件を占め、来街者・就業者による嵩上げで数字が構造的に高く、住宅街の治安を直接示すものではない。神戸市平均は9.0。
神戸市9区で治安がいい区はどこ?
令和7年(2025年)の犯罪データを令和8年1月の人口で割ると、発生率が低い順に東灘区(5.64)・北区(6.04)・須磨区(6.29)・垂水区(6.60)・西区(6.65)です。
神戸の治安ランキングはどう見ればいい?
認知件数でなく人口1,000人あたりの発生率で比較します。三宮・元町を抱える中央区は来街者・就業者が多く、件数・発生率とも構造的に膨らみます。
神戸市平均と比べてどのくらい差がある?
神戸市平均は9.0。最も低い東灘区5.64と最も高い中央区21.93では約4倍の差があります。区選びで数字は大きく変わります。
はじめて神戸で部屋を探す人へ|治安はデータで判断できる
結論:神戸市9区の犯罪発生率(人口1,000人あたり)は、区によって最大約4倍の差があります。令和7年(2025年)の兵庫県警察の犯罪統計で発生率が低いのは東灘区・北区・須磨区・垂水区・西区。「神戸=おしゃれで安全」というイメージも「三宮は治安が悪い」という評判も、どちらも数字で見ると解像度が上がります。
この記事では、兵庫県警察の令和7年確定値と神戸市の住民基本台帳人口から算出した9区すべての発生率を公開し、数字の正しい読み方と安全な街の選び方を解説します。神戸で部屋を探す人はもちろん、神戸から東京への引っ越しを考えている人向けに、同じ方式で算出した東京23区の治安データとの比較も用意しました。
- 兵庫県警察の犯罪統計(令和7年確定値)にもとづく9区ランキング
- 三宮を抱える中央区の数字が膨らむ理由と補正の考え方
- 女性の一人暮らし視点の街選びと内見チェックリスト
- 東京23区との同一方式でのデータ比較
犯罪統計の読み方|「件数」でなく「発生率」で見る
結論:治安を数字で比較するときは「認知件数」ではなく「人口1,000人あたりの発生率」を使います。さらに神戸では、三宮・元町(中央区)に昼間の来街者・就業者が集中するため、繁華街を抱える区の発生率は割り引いて読む必要があります。
見るべき2つの指標
| 指標 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 刑法犯認知件数 | 警察に届け出された犯罪の総数 | 人口が多い区・来街者が多い区は件数も多くなる |
| 人口1,000人あたり発生率 | 認知件数 ÷ 住民基本台帳人口 × 1,000 | 住宅街どうしの比較に最適。繁華街を抱える区は数字が膨らむ点に注意 |
兵庫県警察は毎年「犯罪統計書」として認知件数を公表しています。ただし年次の確定値は警察署単位での公表のため、この記事では各行政区を管轄する警察署の認知件数を合算して9区に集計しました(中央区=生田署+葺合署、北区=神戸北署+有馬署)。港湾水域を管轄する神戸水上署の分(226件)は特定の区に帰属しないため9区の集計から除いています。町丁別・駅単位の公表は無いため、この記事のランキングも区単位です。
神戸市9区 治安ランキング【令和7年犯罪データ】
結論:令和7年(2025年)の刑法犯認知件数を令和8年(2026年)1月の住民基本台帳人口で割ると、発生率が低い順に東灘区(5.64)・北区(6.04)・須磨区(6.29)・垂水区(6.60)・西区(6.65)。神戸市平均は9.0で、最も高い中央区(21.93)とは約4倍の差があります。
| 順位 | 区名 | 認知件数 (令和7年) | 人口 (令和8年1月) | 人口1,000人 あたり発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東灘区 | 1,183件 | 209,807人 | 5.64 |
| 2 | 北区 | 1,241件 | 205,304人 | 6.04 |
| 3 | 須磨区 | 962件 | 153,062人 | 6.29 |
| 4 | 垂水区 | 1,377件 | 208,747人 | 6.60 |
| 5 | 西区 | 1,519件 | 228,542人 | 6.65 |
| 6 | 灘区 | 936件 | 131,804人 | 7.10 |
| 7 | 長田区 | 1,241件 | 94,437人 | 13.14 |
| 8 | 兵庫区 | 1,562件 | 110,741人 | 14.10 |
| 9 | 中央区 | 3,120件 | 142,290人 | 21.93 |
※ 出典:認知件数は兵庫県警察「令和7年犯罪統計書」の『刑法犯 罪種別(警察署別)認知件数』(神戸ブロック・令和7年1〜12月)を、各区を管轄する警察署(中央区=生田+葺合、北区=神戸北+有馬、他は同名署)で合算。人口は神戸市「住民基本台帳人口」令和8年1月31日現在。人口1,000人あたり発生率(=認知件数÷人口×1,000)はこの2つの公的データをもとにヤスクスム編集部が算出しました。神戸市計は認知件数13,367件・人口1,484,734人・発生率9.0(うち港湾を管轄する神戸水上署226件は特定の区に帰属しないため9区の集計から除外)。
発生率が低い区TOP5の横顔
結論:上位5区に共通するのは「大きな繁華街・歓楽街を抱えていない住宅街中心の区」であることです。東京で杉並区や練馬区の発生率が低いのと同じ構図です。
1位 東灘区(5.64)
市の東端、芦屋に隣接する住宅街の区。JR・阪急・阪神の3線が東西に走り、大阪へのアクセスも良好です。人口約21万人と市内最大級の規模がありながら発生率は9区で最も低く、「利便性×低発生率」の代表例です。
2位 北区(6.04)
六甲山の北側に広がる神戸市最大の面積を持つ区。鈴蘭台・北鈴蘭台などの住宅地と、有馬温泉などの自然エリアからなります。人口約20万人規模で発生率は低水準です。
3位 須磨区(6.29)
須磨海岸で知られる市西部の区。山陽電鉄・JR・神戸市営地下鉄が通り、須磨ニュータウンなどの住宅地が広がります。
4位 垂水区(6.60)
明石海峡大橋を望む市西部の区。JR・山陽電鉄が通り、人口約21万人と市内最大級。海沿いの住宅街が中心です。
5位 西区(6.65)
神戸市営地下鉄西神・山手線の沿線に西神ニュータウンが広がる、人口約23万人と市内最多の区。計画的に整備された住宅街が中心です。
中央区・兵庫区の数字の読み方|繁華街バイアスを補正する
結論:発生率が高い側の中央区(21.93)・兵庫区(14.10)・長田区(13.14)のうち、突出して高い中央区は三宮・元町という神戸最大の繁華街・オフィス街を抱える区です。数字は「そこに住むと危ない」ではなく「来街者・就業者が集まる場所で事件が起きている」と読むのが正解です。
ポイントは中央区の内訳です。中央区の3,120件のうち、三宮・元町側(旧生田区)を管轄する生田警察署だけで2,104件と、神戸市の全警察署の中で最多。難波や梅田と同じく、日本有数の繁華街では住民以外が関わる事件も全て件数に積み上がるため、住民数だけを分母にした発生率は構造的に高く出ます。
これは東京の千代田区・新宿区・渋谷区の件数が膨らむのと同じ構図です。実際の街選びでは次の2段階で見てください。
- 区単位:住宅街中心の区(東灘区・北区など)はそのまま比較してよい
- 繁華街を抱える区:駅前の歓楽街と住宅エリアを分けて考え、内見時に「駅から物件までの道」を夜に歩いて確かめる
「中央区だから危ない」という区名での判断は実態を見誤ります。同じ中央区でも三宮の歓楽街と、少し離れた住宅エリアでは雰囲気がまったく別物です。中央区が住みたい街ランキングでも上位に入る人気エリアである点は、神戸の住みたくない街ランキングの真実で詳しく検証しています。
女性の一人暮らしで神戸の街を選ぶときの視点
結論:女性の一人暮らしでは、区の発生率に加えて「駅から物件までの夜道」「周辺の店舗構成」「建物の防犯設備」の3点を重ねて判断します。データで区を絞り、現地で道を確かめる、の2段構えが確実です。
- データで絞る:発生率が市平均(9.0)を下回る区から候補を選ぶ
- 歓楽街との距離:三宮・新開地などの歓楽街を通らずに帰宅できる立地を選ぶ
- 夜道の明るさ:商店街や大通り沿いを通って帰れるか。内見は夜にも行く
- 建物の設備:2階以上・オートロック・モニター付きインターホンを優先する
防犯の基本対策は女性が安心して一人暮らしできる街|防犯チェックリストにまとめています(東京向けの記事ですが、防犯対策そのものは神戸でも同じように使えます)。
内見時の治安チェックリスト
結論:データで区を絞ったら、最後は現地確認です。物件の中だけでなく「外」を見るのが治安チェックのコツです。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 駅から物件までの夜道 | 街灯の間隔、暗い区間が続かないか。夜19時以降に一度歩く |
| 帰り道の店舗 | コンビニ・商店街など、営業中の店がルート上にあるか |
| 歓楽街との位置関係 | 帰宅ルートが三宮・新開地などの歓楽街を通らないか |
| 建物の管理状態 | エントランス・ゴミ置き場・郵便受けが荒れていないか |
| 防犯設備 | オートロック・防犯カメラ・モニター付きインターホンの有無 |
| 交番の位置 | 最寄りの交番までの距離を地図で確認 |
内見全体の持ち物・確認手順は内見チェックリスト完全版をご覧ください。
治安データの情報源|自分で調べる方法
結論:神戸の治安は公的データで自分で調べられます。この記事が使っている情報源はすべて無料で公開されています。
| 情報源 | 確認できること | アクセス方法 |
|---|---|---|
| 兵庫県警察「犯罪統計書」「地域の犯罪情勢」 | 警察署別の年次認知件数、市区町別の月次認知状況 | 兵庫県警察HPの「各種統計」ページ |
| ひょうご防犯ネット(兵庫県警察) | ひったくり・声かけ等の発生情報をメール配信 | 兵庫県警察HPから登録 |
| 神戸市「住民基本台帳人口」 | 区別の人口(発生率計算の分母) | 神戸市HPの統計ページ |
| Googleマップ ストリートビュー | 道路の明るさ・見通し・周辺の店舗構成 | 住所を検索 |
自分で調べる時間がない方は、LINEで希望エリアを送ってもらえれば、犯罪統計データの見方も含めてお手伝いします。
神戸と東京の治安データ比較|上京を考えている人へ
結論:同じ「認知件数÷人口×1,000」方式で比べると、東京23区で発生率が低い区は4〜5件台(杉並区など・令和7年)、神戸市9区で低い区は5〜7件台です。神戸で最も低い東灘区(5.64)は東京の低い区と近い水準です。ただし都道府県によって集計の実務に差があるため、あくまで目安の比較です。どちらの都市でも「繁華街区の数字は来街者で膨らむ」「住宅街中心の区は落ち着いている」という構図は共通しています。
神戸から東京への引っ越し(上京)を考えている人は、まず東京の治安ランキング【23区犯罪データ】で同じ物差しの数字を確認してください。費用面は上京にかかる費用まとめ、準備全体は上京前チェックリストが役に立ちます。
よくある質問(FAQ)
まとめ|神戸の治安は「区の数字×駅の現地確認」で判断する
結論:神戸の治安はイメージで語られがちですが、公的データで見れば発生率の低い住宅街の区がはっきり分かります。区の数字で絞り、駅と帰り道を夜に確かめる。この2段階で、神戸でも安心して暮らせる街を選べます。
この記事のポイント
- 発生率が低いのは東灘区・北区・須磨区・垂水区・西区(令和7年・兵庫県警データ)
- 神戸市平均は9.0。中央区21.93は三宮繁華街のバイアス込み(生田署だけで市内最多の2,104件)で読む
- 公表は区単位まで。最後は「駅と帰り道」を夜に歩いて確認する
- 東京と比較するなら同じ方式の東京23区の治安データで
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