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広島の通勤ラッシュ2026
混雑データと主要動線別の通勤事情
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国の混雑率調査に載っている広島の区間は7つで、最も混むのはアストラムラインの153%(牛田→白島)です。JRは山陽本線108%(西条→広島)・可部線107%が定員を超え、山陽本線(岩国→広島)97%・呉線92%・芸備線91%と広電2号線103%は100%前後です。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績(2026年7月28日公表)をもとに、沿線の選び方と混雑の避け方をまとめました。
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結論:広島で定員を大きく超えるのはアストラムラインの1区間
国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」の令和7年度(2025年度)実績に載っている広島の区間は、アストラムライン、JR各線の5区間、広電2号線の7つです。
- アストラムライン(牛田→白島)153%:広島の7区間で最も高く、東京圏の主要31区間の平均(143%)も上回ります。最混雑時間帯は7:45〜8:45です。
- JR山陽本線(西条→広島)108%・可部線(可部→広島)107%:定員(100%)をやや上回ります。
- JR山陽本線(岩国→広島)97%・呉線92%・芸備線91%、広電2号線103%:100%前後で、三大都市圏の主要区間の平均(東京圏143%・名古屋圏126%・大阪圏117%)をいずれも下回ります。
調査値は各路線の最も混む区間(山陽本線は広島駅の東側と西側の2区間)の、朝の最混雑時間帯1時間の平均です。広電の他の系統やバス、ここに挙げた以外の区間や時間帯の混雑率は公表されていないため、この記事では数値を出していません。
混雑率の読み方と体感の目安
混雑率は「輸送人員÷輸送力×100」で計算し、100%が定員乗車です。輸送力は、その1時間に走った列車の定員の合計です。
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| 混雑率 | 国交省の目安 |
|---|---|
| 100% | 座席につくか、座席前の吊革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。 |
| 150% | 肩が触れ合わない程度。ドア付近の人が多くなる。 |
| 180% | 肩が触れ合い、やや圧迫感がある。ドア付近の人は窮屈となり、体の向きを変えるのが困難となる。 |
| 200% | 体が触れ合い、相当圧迫感がある。ドア付近の人は身動きがとれない。 |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」資料1「三大都市圏の主要区間の平均混雑率の推移」内の「混雑率の目安」。国交省はこの目安を、有識者等の意見を踏まえて時代に即した表現に見直したと注記しています。この表現は令和5年度実績(2024年8月2日公表)の資料から使われており、令和4年度実績までの資料では、150%を「広げて楽に新聞を読める」、180%を「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」と表していました。
広島の7区間は91%から153%までです。150%を超えるのはアストラムラインだけで、どの路線の沿線に住むかで朝の混み方が変わります。
国の調査に載る広島の7区間(令和7年度実績)
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| 事業者・路線 | 最混雑区間 | 最混雑時間帯 | 輸送力 | 輸送人員 | 混雑率(令和7年度) | 前年度(令和6年度) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 広島高速交通 アストラムライン(1号線) | 牛田→白島 | 7:45〜8:45 | 5,280人 | 8,086人 | 153% | 139% |
| JR山陽本線 | 西条→広島 | 7:30〜8:30 | 5,388人 | 5,811人 | 108% | 97% |
| JR可部線 | 可部→広島 | 7:00〜8:00 | 3,096人 | 3,320人 | 107% | 114%(7:30〜8:30) |
| 広島電鉄 2号線 | 東高須→広電西広島 | 7:00〜7:59 | 2,250人 | 2,308人 | 103% | 104% |
| JR山陽本線 | 岩国→広島 | 7:30〜8:30 | 7,380人 | 7,123人 | 97% | 96% |
| JR呉線 | 広→広島 | 7:30〜8:30 | 4,686人 | 4,305人 | 92% | 94% |
| JR芸備線 | 志和口→広島 | 7:00〜8:00 | 1,872人 | 1,700人 | 91% | 82%(7:30〜8:30) |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」令和7年度実績(2026年7月28日公表)資料3「都市部の路線における最混雑区間の混雑率」の広島掲載分(全7区間)。前年度は令和6年度実績(2025年7月29日公表)の資料3。調査は主に2025年10〜11月の乗車人員データにもとづきます。可部線と芸備線は、前年度は最混雑時間帯が7:30〜8:30で、時間帯が異なる値の比較です。
アストラムライン(153%)
広島高速交通が運行する1号線(本通〜広域公園前)です。最混雑区間は牛田→白島で、郊外から都心の本通方面へ向かう途中の区間です。令和7年度は輸送力5,280人に対して輸送人員8,086人でした。
前年度の139%から14ポイント上がりましたが、輸送人員は7,954人から8,086人とほぼ同じで、輸送力が5,720人から5,280人に下がっています。編成・本数はどちらの年度も6両×20本と記載されており、輸送力が下がった理由は資料には書かれていません。
広電2号線(103%)
広島電鉄(広電)は、市内を走る路面電車の市内線と、郊外の宮島口方面へ延びる宮島線を運行しています。混雑率が公表されているのは2号線の東高須→広電西広島(7:00〜7:59)だけで、103%でした。市内線の他の系統の混雑率は公表されていません。
JR各線の混雑率|山陽本線(西条→広島)と可部線が定員超
広島のJRで定員を超えるのは、山陽本線の西条→広島(108%、前年度97%)と可部線の可部→広島(107%)の2区間です。山陽本線の岩国→広島(97%)、呉線(92%)、芸備線(91%)は定員を下回ります。
- 東広島方面(山陽本線・西条→広島):7区間の中で前年度から上がり幅が大きい区間の一つです(97%→108%)。輸送人員は5,490人→5,811人、輸送力は5,646人→5,388人でした。
- 可部方面(可部線):107%で定員を上回ります。最混雑時間帯は7:00〜8:00で、山陽本線・呉線より30分早い時間帯です。
- 岩国方面・呉方面・芸備線方面:数値の上では定員以下ですが、1時間の平均なので、特定の列車や車両はこれより混むことがあります。
候補の沿線が決まったら、平日の通勤時間帯に実際に乗ってみると、乗る駅での混み具合と所要時間を確かめられます。内見と同じ日に試すと効率的です。
通勤の動線と、公表データがない部分
広島の通勤鉄道は、広島駅を中心とするJR各線、都心の本通と北西部の郊外を結ぶアストラムライン、市内線と宮島線の広電の3つに分けられます。
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| 動線 | 公表されている混雑率 | 公表されていないもの |
|---|---|---|
| JR各線(広島駅方面) | 山陽本線2区間・可部線・呉線・芸備線の各最混雑区間 | 列車別・車両別の混雑、それ以外の駅間 |
| アストラムライン | 牛田→白島(7:45〜8:45) | 他の駅間、他の時間帯 |
| 広電 | 2号線の東高須→広電西広島(7:00〜7:59) | 市内線の他の系統、他の区間 |
| バス | なし | 国交省の混雑率調査の対象外 |
勤務先が広島駅の近くならJR各線、紙屋町・八丁堀など市内中心部なら広電やアストラムラインと、勤務先によって使う動線が変わります。所要時間は経路と時間帯で変わるため、候補の駅から勤務先までを乗換案内で平日朝の到着時刻を指定して調べてください。
三大都市圏・東京との比較
同じ国交省調査(令和7年度)の主要区間の平均混雑率は、東京圏143%(31区間)、名古屋圏126%、大阪圏117%です。広島の7区間のうち、これらの平均を上回るのはアストラムラインの153%だけで、JR各線(91〜108%)と広電2号線(103%)は、最も低い大阪圏の平均117%も下回ります。
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| 比較項目(令和7年度) | 広島 | 東京圏 |
|---|---|---|
| 混雑率の範囲・平均 | 掲載7区間で91〜153% | 主要31区間の平均143% |
| 主要区間で最も混む区間 | (広島は主要区間の設定なし) | 東京メトロ日比谷線 三ノ輪→入谷 163% |
| 資料3に載る区間で最も混む区間 | アストラムライン 牛田→白島 153% | 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里 176% |
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果(令和7年度実績)」報道発表資料、資料2(三大都市圏の主要区間)、資料3(都市部の路線)。東京圏の主要31区間で100%を下回るのは中央線緩行の93%だけです。
広島から東京への転勤・就職・進学を控えている人は、この差を前提に路線を選んでください。東京の路線別のデータは東京の通勤ラッシュ【路線別混雑率】に、上京の準備は上京にかかる費用まとめと上京前チェックリストにまとめています。
混雑を避ける考え方
最混雑時間帯の1時間を外す
最混雑時間帯は、アストラムラインが7:45〜8:45、JR山陽本線・呉線が7:30〜8:30、JR可部線・芸備線が7:00〜8:00、広電2号線が7:00〜7:59です。この1時間を外せば最混雑の時間帯は避けられます。ただし、それ以外の時間帯の混雑率は公表されていないため、どれくらい空くかは実際に乗って確かめてください。
最混雑区間を通らない駅を選ぶ
アストラムラインの最混雑区間は牛田→白島です。白島より都心側の駅から乗る場合は、この区間を通りません。JR各線の最混雑区間はいずれも広島駅に着く手前の区間で、それより広島駅寄りの駅の混み具合は公表されていません。
勤務先の近くに住んで電車の時間を減らす
勤務先が紙屋町・八丁堀・広島駅の周辺なら、徒歩や自転車で通える範囲に住む選択肢もあります。通勤時間の考え方は通勤時間ランキング(東京版)でも解説しています。
通勤から住む街を絞る手順
- 勤務先の最寄り駅・電停を確認する:広島駅周辺か、紙屋町・八丁堀など市内中心部かで、使う動線(JR・アストラムライン・広電)が変わる
- 沿線の混雑率と最混雑時間帯を確認する:上の7区間の表で、自分が乗る路線の値と時間帯を見る
- 治安・住環境のデータを重ねる:広島8区の犯罪発生率と住みたくない街の検証記事で候補を絞る
- 平日の朝と夜に現地を確かめる:朝は通勤時間帯に乗ってみる。夜は駅・電停から物件までの帰り道を歩く
まとめ
- 国の調査に載る広島の区間は7つ。最も混むのはアストラムラインの153%(牛田→白島・7:45〜8:45、令和7年度)
- JRで定員を超えるのは山陽本線(西条→広島)108%と可部線107%。山陽本線(岩国→広島)97%・呉線92%・芸備線91%は定員以下、広電2号線は103%
- アストラムラインは前年度139%から上がったが、輸送人員はほぼ同じで、輸送力が下がっている
- 最混雑時間帯は路線ごとに7:00〜8:45の間で違う。時間帯と区間を外す工夫ができるが、それ以外の混雑率は公表されていないので乗って確かめる
- 上京するなら、東京圏の主要31区間の平均は143%。東京版の混雑率データで基準を切り替える
よくある質問
広島の通勤ラッシュとは?
広島の通勤ラッシュとは、広島駅や紙屋町・八丁堀など中心部へ向かう朝の通勤時間帯の鉄道混雑を指す。国土交通省「都市鉄道の混雑率調査」(令和7年度〔2025年度〕実績・2026年7月28日公表)の資料3に載る広島の区間は7つで、最高はアストラムライン1号線の牛田→白島(7:45〜8:45)153%(前年度139%)。JR各線は山陽本線108%(西条→広島)・可部線107%(可部→広島)・山陽本線97%(岩国→広島)・呉線92%(広→広島)・芸備線91%(志和口→広島)、広島電鉄2号線は東高須→広電西広島(7:00〜7:59)103%。広島の7区間で三大都市圏の主要区間の平均(東京圏143%・名古屋圏126%・大阪圏117%)を上回るのはアストラムラインのみで、JR各線と広電はいずれも下回る。
広島で一番混む路線・区間は?
国交省の令和7年度調査に載っている広島の7区間では、アストラムライン1号線の牛田→白島(7:45〜8:45)が153%で最も高い値です。JRでは山陽本線(西条→広島、7:30〜8:30)の108%が最も高く、広電2号線は103%です。
広島の通勤ラッシュは東京と比べてどう?
東京圏の主要31区間の平均混雑率は143%(令和7年度)で、広島で最も混むアストラムラインの153%はこれを上回ります。広島のJR各線と広電2号線は91〜108%ですが、東京圏の主要31区間で100%を下回るのは中央線緩行の93%だけです。
JRの混雑率データはないの?
あります。国交省調査の資料3に、山陽本線108%(西条→広島)・可部線107%(可部→広島)・山陽本線97%(岩国→広島)・呉線92%(広→広島)・芸備線91%(志和口→広島)が載っています。定員を超えるのは山陽本線(西条→広島)と可部線の2区間です。
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