メインコンテンツへスキップ

上京1年目のお金の使い方
手取り20万円で月3万円貯める家計設計

最終更新: 2026年3月 | 執筆: ヤスクスム編集部
上京1年目のお金の使い方とは、手取り18〜22万円の新卒が東京で一人暮らしを始めたときの家計配分のことで、理想は家賃30%・食費15%・貯金15%です。手取り20万円なら家賃6万円、食費3万円、貯金3万円が目安になります。ただし2年目から住民税が月1〜1.5万円上乗せされるため、1年目のうちに生活リズムを作っておかないと赤字に転落するリスクがあります。この記事ではヤスクスムの利用者から聞いた失敗談と成功例をもとに、上京1年目の家計設計をまとめました。

手取り20万円の理想配分

上京1年目の家計で最も大切なのは、各項目の「割合」を先に決めてしまうことです。金額だけで管理すると、手取りが増減したときに崩れてしまいます。

項目理想の金額手取りに対する割合ヤスクスムからのコメント
家賃6万円30%手取りの1/3以下が鉄則。7万円(35%)が上限
食費3万円15%自炊メインなら2.5万円まで下げられる
水道光熱費1万円5%夏冬はエアコンで+3,000円を見込んでおく
通信費0.5万円2.5%格安SIMなら月1,000〜3,000円に収まる
交際費2万円10%ここが最もブレやすい。上限を決めておく
日用品・衣服1.5万円7.5%入居直後は高め。半年で落ち着く
保険・医療0.5万円2.5%社保加入なら民間保険は不要な場合が多い
予備費0.5万円2.5%急な出費に備える枠
貯金3万円15%給料日に自動振替で「先取り」する

交通費(定期代)は会社支給を前提としているため、この表には含めていません。定期券を自分で買う場合は6ヶ月定期が最も割安で、1ヶ月定期と比べて1〜2割ほど安くなります。

2年目の住民税という落とし穴

上京1年目の手取りと2年目の手取りは、額面が同じでも月1〜1.5万円の差が出ます。住民税は前年の所得に基づいて課税されるため、1年目は0円、2年目から天引きが始まるのです。

1年目2年目
額面給与24万円24万円
所得税約0.5万円約0.5万円
住民税0円約1〜1.5万円
社会保険料約3.5万円約3.5万円
手取り約20万円約18.5〜19万円

この1〜1.5万円の差を知らずに1年目と同じペースで生活していると、2年目に貯金が減り始めます。1年目のうちから「手取り18.5万円で暮らす練習」をしておくと、2年目以降もスムーズに移行できるでしょう。

上京1年目に多い3つの失敗

ヤスクスムの利用者から実際に聞いた失敗パターンです。大手ポータルサイトでは「家賃の目安」は載っていても、上京者特有の失敗パターンにはなかなか触れられていません。

失敗1:家賃を高くしすぎる

「通勤が楽だから」と駅近・築浅を選んだ結果、家賃が8〜9万円になってしまうケースがよくあります。手取り20万円で家賃9万円だと、残り11万円で食費・光熱費・交際費・貯金のすべてをまかなわなければなりません。最初の1〜2年は多少の不便を受け入れて家賃を抑える方が、貯金ができて精神的にも余裕が生まれます。

失敗2:交際費に歯止めがない

上京直後は新しい人間関係を作りたくて、誘われた飲み会にすべて参加してしまう人が多いようです。飲み会1回の出費は4,000〜5,000円で、月4〜5回行けば2万円を超えます。月の上限を2万円と決めておいて、超えそうな週は「来月にしましょう」と言える習慣をつけましょう。

失敗3:貯金を「余ったら」にしてしまう

「月末に余った分を貯金しよう」と考えていると、まず余りません。お金は使える状態にあると使ってしまうものです。後述する「先取り貯金」の仕組みを給料日に設定しておくのが唯一の確実な方法でしょう。

先取り貯金の仕組みをつくる

先取り貯金とは、給料日に自動で貯金用の口座にお金を移してしまう方法です。残ったお金で生活する習慣がつけば、意志の力に頼らずに貯金が増えていきます。

方法手軽さ強制力特徴
ネット銀行の定額自動振替同行内の別口座に毎月自動送金。手数料0円で設定も5分
会社の財形貯蓄給与天引きで最も確実。「そもそも手元に来ない」のが最大の強み
つみたてNISA月1万円から積み立て可能。投資なのでリスクはあるが、余裕ができたら選択肢に

まずはネット銀行の自動振替を給料日に設定するところから始めてみてください。月3万円が厳しければ、1万円からでも効果はあります。

固定費を下げる3つのテクニック

格安SIMに乗り換える

大手キャリアの月額料金は5,000〜8,000円ですが、格安SIMなら月1,000〜3,000円に抑えられます。年間で3〜5万円の節約になり、通信品質もほとんど変わりません。乗り換え手続きはオンラインで30分もかからないでしょう。

サブスクを棚卸しする

Netflix(1,490円)+ Spotify(980円)+ Amazon Prime(600円)+ ジム(8,000円)を全部契約していると月11,070円です。使っていないものを1つ解約するだけで年間1〜10万円が浮きます。3ヶ月に1回、サブスクの棚卸しをする習慣をつけましょう。

家計簿アプリで「見える化」する

マネーフォワードMEなどの家計簿アプリを入れると、銀行口座・クレジットカードと連携して自動で支出が記録されます。「何に使ったか分からないけどお金がない」という状態は、使途不明金が月1〜2万円ある証拠です。見える化するだけで出費が減る人がほとんどでしょう。

家賃を下げるのが最大の節約

節約で最もインパクトが大きいのは家賃です。食費を月5,000円削るのは毎日の我慢が必要ですが、家賃が1万円安い物件を選べば年間12万円の差が自動的に生まれます。3年間で36万円です。

仲介手数料の節約も見逃せません。家賃7万円の物件で仲介手数料が0円になれば、7.7万円(税別)がそのまま手元に残ります。これは食費のほぼ2.5ヶ月分に相当する金額です。

2年目以降に効いてくるお金の習慣

習慣節約効果始めるタイミング
格安SIMへの乗り換え年3〜5万円上京前〜1ヶ月目
家計簿アプリの導入使途不明金 月1〜2万円の削減給料日から
先取り貯金の自動振替年36万円(月3万円の場合)初回給料日
6ヶ月定期券の購入1ヶ月定期比で1〜2割安い入社時
ふるさと納税米・肉など実質2,000円で入手社会人2年目から(住民税の控除対象)
コンビニ利用を週1回に制限月5,000〜8,000円今日から

ふるさと納税は社会人2年目以降に始めるのが効果的です。年収300万円の場合、寄付上限は約2.8万円で、実質2,000円の自己負担で米やお肉などの返礼品を受け取れます。食費の削減に直結するので、住民税が始まる2年目のタイミングで検討してみてください。

よくある質問